ERStudio DA の操作の自動化

提供: ER/Studio Data Architect
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オートメーション インターフェイス オブジェクトを使用すると、ER/Studio Data Architect のほとんどの機能をスクリプトで実行できます。マクロを作成して、反復タスクを自動化したりアプリケーションの既存機能を拡張することができます。「オートメーション オブジェクトを使用する理由」で説明しているように、数日間のコーディングで長期的には数か月分の人的資源を節約することも可能です。

このセクションは、BASIC の実用的な知識のあるプログラマを対象としています。BASIC の知識は、ER/Studio Data Architect のマクロ エディタを使用して学習できますが、初心者向けの BASIC の参考書も参照することをお勧めします。使用するマクロ言語は、MS Visual Basic と似た SAX BASIC です。他の BASIC 言語とは、わずかですが構文上の重大な違いがあります。詳細は、『Automation Interface Reference Guide(オートメーション インターフェイス リファレンス)』(英語版)の「Introduction」を参照してください。このリファレンス ガイドにアクセスするには、[ヘルプ]メニューの[オートメーション オブジェクトの参照]をクリックします。

また、アプリケーションでアクション(エンティティの追加など)を実行するたびに自動的に実行されるイベント ハンドラを作成することもできます。詳細は、「イベント ハンドラの作成」を参照してください。さらに、更新イベントのハンドラを作成することもできます。詳細は、「更新イベントの処理」を参照してください。

本製品には、多数のサンプル マクロが含まれています。これらのマクロを参照するには、ER/Studio Data Architect の任意の *.dm1 ファイルを開き、モデル エクスプローラの[マクロ]タブに移動して、サンプル マクロ名をダブルクリックします。[ER/Studio Data Architect マクロ エディタ]が開いて、マクロの内容が表示されます。

AIBlockDiag.gif

上記の図では、ER/Studio Data Architect の内部にあるマクロを使用する場合と、ER/Studio Data Architect の外部にある独自の COMアプリケーションを実行する場合の違いを示しています。外部アプリケーションの場合は、ER/Studio Data Architect のタイプ ライブラリへのリンクを作成し、ERStudio オブジェクト タイプを宣言する必要があります。MS Visual Basic 6.0、.Net VB、C# を使用したサンプル アプリケーションが、インストール ディレクトリ内の ..\Program Files\ERStudio Data Architect X.X\Readme\TableList.zip に含まれています。

内部的には、マクロを実行または編集する前に名前空間、タイプ ライブラリ、トップレベルのアプリケーション オブジェクトが作成済みであるという点が異なるだけです。それ以外の点では、マクロと外部アプリケーションのコードはほとんど同一になります。したがって、ほとんど変更を加えずに、マクロのコードをコピーして外部アプリケーションのコードに貼り付けることができます。

たとえば、ER/Studio Data Architect モデルのメタデータを Microsoft Excel のようなアプリケーションに自動的にエクスポートし、作成したファイルを Microsoft Outlook のメッセージに追加していっせいに配信できるようにする場合は、マクロを記述して、このようなオブジェクトの相互作用を活用することができます。

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