トランザクションの要件
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アプリケーションはすべて、アクセスするトランザクション毎に、トランザクション ハンドルを用意しなければなりません。 トランザクション ハンドルとは long 型のポインタで、API 関数内でトランザクションを開始したり、それ以降の API 呼び出しでトランザクションを参照するために使用されます。 InterBase ヘッダー ファイル、ibase.h
には、トランザクション ハンドルの宣言に便利な #define
が含まれています。
トランザクションを起動する際には、トランザクション特性(アクセス方法や排他レベル、など)を必要に応じて、トランザクション パラメータ バッファ(TPB)を介して、開始呼び出しに渡すことができます。 通常、トランザクション毎に 1 つの TPB を設定しますが、操作特性が同じであれば、複数のトランザクションで 1 つの TPB を共有することも可能です。
トランザクション ハンドルの宣言が必要
トランザクション ハンドルは、使用前に宣言し、0 に初期化しなければなりません。 次のコードでは、トランザクション ハンドルを宣言し、初期化する方法を表しています:
#include <ibase.h> . . . /* Declare a transaction handle. */ isc_tr_handle tr1; . . . /* Initialize the handle. */ tr1 = 0L;
トランザクション ハンドルの宣言、初期化、および利用に関する詳細については、「データベースでの作業」を参照してください。
TPB の設定
TPB はバイト配列で、任意のトランザクション特性を記述するパラメータを格納します。 TPB はトランザクションを開始する前に、設定および値の割り当てをしておかなければなりません。 TPB へ渡すことのできるパラメータは、ibase.h
で定義されています。
TPB の設定、値の割り当て、および利用に関する詳細については、「データベースでの作業」を参照してください。