InterBase XE7 Update 1 の新機能
2015年3月
InterBase XE7 Update 1 では、複数の更新や強化が行われています。それぞれに関する詳解については、「新機能」セクションを参照してください。
本ドキュメントには、次が記載されています:
目次
新機能
本リリースでは、次の新機能と、既存機能に対する強化が行われています:
ToGo Edition でのワークフローに対する更新
本リリースには、登録後 30 日で期限切れとなる ToGo Trial Edition が含まれています。 ライセンス情報については、「InterBase ToGo トライアル ライセンス」を参照してください。
変更ビューの更新
このリリースには、変更ビューについて次の変更が含まれています:
DROP SUBSCRIPTIONS
サブスクリプションをドロップする機能は、InterBase XE7 Update 1 リリースでは、変更ビューに追加されました: DROP SUBSCRIPTION の構文:
DROP SUBSCRIPTION <subscription_name> [RESTRICT | CASCADE];一連の変更ビューの監視に対する関心を解除するには、サブスクリプションをドロップしなければなりません。
- RESTRICT が指定されている場合、既存のサブスクライバのチェックが実行されます。
- サブスクライバがいた場合、サブスクリプションのドロップは行われず、エラーが返されます。
- CASCADE が指定されている場合、このサブスクリプションのすべてのサブスクライバがドロップされます。
- RESTRICT と CASCADE のどちらも指定されていない場合、RESTRICT が指定されているとされます。
SQL 拡張
InterBase SQL では、変更ビューに対するサポートを、IS [NOT] {CHANGED | INSERTED | UPDATED | DELETED} 句によって提供しています。
SET SUBSCRIPTION sub_employee_changes ACTIVE; SELECT EMP_NO, DEPT_NO, SALARY FROM EMPLOYEE WHERE SALARY IS UPDATED; EMP_NO DEPT_NO SALARY -------- ---------- ---------- 109 600 75000上記の例では EMP_NO=37 の社員の部署の再割り当てが、この人事異動のための賃金調整がなかったため、返ってきてないことが分かります。 IS CHANGED 句は、いずれかの SQL オペレーションによる、列の変更を検知します。
IBConsole での更新
本リリースには、IBConsole 機能に対する大きな更新がいくつか含まれています:
[Start Here]タブ
[Start Here]タブは、IBConsole にアクセスすると開きます。 このタブには、ビデオ、ユーザー ガイド、チュートリアルのコレクションがあります。 また、InterBase の Web サイトへのアクセスも提供しており、そこでは、概要、新機能の説明、FAQ、用語集、チュートリアル ビデオなどは公開されています。
IBConsole のデータベース ペイン
左下隅にあるペインには、頻繁に使用されるデータベースが一覧されます。 データベース名のリンクをクリックすると、そのデータベースに接続します。
変更ビューのサブスクリプション サポート
IBConsole が、サブスクリプション エディタをサポートしました。 このサブスクリプション エディタは、暗黙ビューで観察できた前のトランザクション移行に変更されたデータを返します。 これにより、前回自分が見た後に変更されたデータを確認することができます。
- データベースのサブスクリプション フィールドをクリックし、Create をクリックすると、サブスクリプション エディタ ダイアログにアクセスすることができます。
システム要件と前提条件
InterBase をインストールおよび実行するためのシステム要件については、「システム要件と前提条件」を参照してください。