Data.Win.ADODB.TCustomADODataSet.OnEndOfRecordset

• 親: TCustomADODataSet

Delphi

property OnEndOfRecordset: TEndOfRecordsetEvent read FOnEndOfRecordset write FOnEndOfRecordset;

C++

__property TEndOfRecordsetEvent OnEndOfRecordset = {read=FOnEndOfRecordset, write=FOnEndOfRecordset};

プロパティ

種類	可視性	ソース	ユニット	親
event	published	Data.Win.ADODB.pas Data.Win.ADODB.hpp	Data.Win.ADODB	TCustomADODataSet

説明

レコードセットの行ポインタを最後のレコードを過ぎるように移動したときに発生します。

OnEndOfRecordset イベントハンドラを記述すると，行をレコードセットの末尾を過ぎて移動しようとした後に特定のアクションを実行できます。どの行操作メソッドにしても，Eof プロパティの作用でこのイベントを発生させてはなりません。このイベントは，内部レコードセット操作処理か，（データセットコンポーネントの Recordset プロパティを介した）Recordset オブジェクトへの直接アクセスでのみ発生します。

DataSet は，OnEndOfRecordset イベントを発生させた ADO データセットコンポーネントです。このデータセットコンポーネントはまた，問題のレコードセットを保持しています。

MoreData は，OnEndOfRecordset イベントの前にフェッチされた最後の行を超えてまだ未フェッチの行があるかどうかを示す論理値です。

EventStatus 値（ADO EventStatusEnum）は，イベントを起動した処理の実行が成功したか失敗したかを示します。

メモ：  : Recordset オブジェクトの行ポインタは，その ADO データセットコンポーネントのレコードポインタとは異なります。ADO Recordset オブジェクトは，BeforeScroll イベントまたは AfterScroll イベントを生成する ADO データセットコンポーネントなしで，行移動イベントを生成することもあり得ます。この 2 つの理由として，データが変更されたときにバックグラウンドで行われるレコードの更新と再同期を挙げることができます。OnEndOfRecordset イベントは純粋に Recordset オブジェクトイベントであって，どのデータセットコンポーネントレコード操作イベントにも依存していません。