FireDAC.Comp.DataSet.TFDDataSet.Delta
Delphi
property Delta: IFDDataSetReference read GetDelta;
C++
__property _di_IFDDataSetReference Delta = {read=GetDelta};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | public | FireDAC.Comp.DataSet.pas FireDAC.Comp.DataSet.hpp |
FireDAC.Comp.DataSet | TFDDataSet |
説明
データセット内の変更されたレコードを表します。
Delta プロパティの値は、データセット内の変更されたレコードの集合を表します。この集合は、別のデータセットの Data プロパティに割り当てることができます。この差分が空でなくなるのは、CachedUpdates が True の場合だけです。
プロパティの値は IFDDataSet インターフェイスの参照です。参照カウントが行われているため、アプリケーションでこれを明示的に解放する必要はありません。アプリケーションで変数またはフィールドを使ってインターフェイスの参照を保持している場合には、データセットを閉じる前に参照を解放する必要があります。
次のように TFDMemTable を使ってデータセットの Delta を処理している場合には、
FDMemTable1.Data := ADQuery1.Delta;
フィルタ変更プロパティに処理したいレコード(変更済み、挿入済み、または削除済み)が反映されていることを確認してください。
ADMemTable1.FilterChanges := [rtModified, rtInserted, rtDeleted];
例
// copy to ADMemTable1 all ADQuery1 changed records and their versions
ADMemTable1.FilterChanges := [rtModified, rtInserted, rtDeleted];
ADMemTable1.Data := ADQuery1.Delta;