Data.Win.ADODB.TADOBlobStream
Delphi
TADOBlobStream = class(TMemoryStream)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TADOBlobStream : public System::Classes::TMemoryStream
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Data.Win.ADODB.pas Data.Win.ADODB.hpp |
Data.Win.ADODB | Data.Win.ADODB |
説明
TADOBlobStream は,バイナリラージオブジェクト(BLOB)型項目を表す項目オブジェクトとの間で読み書きを行うストリームオブジェクトです。
TADOBlobStream を使用すると,ADO データセットの BLOB またはメモ型項目の値にアクセスするか,その値を変更できます。BLOB 型項目は,TBlobField オブジェクト,および TGraphicField や TMemoField といった TBlobField の下位オブジェクトで表されます。
TADOBlobStream を使用すると,BLOB 型項目にデータ(未処理のバイナリデータ)がどのように格納されるかについて特別な知識のないオブジェクトでも,一貫したストリームインターフェースを利用することでそのようなデータを読み書きできます。
ADO BLOB ストリームを使用するには,TADOBlobStream のインスタンスを作成し,ストリームのメソッドを使ってデータを読み書きし,BLOB ストリームを解放します。TADOBlobStream の同じインスタンスを使って複数レコードのデータにアクセスしないでください。かわりに,新しいレコードで BLOB データを読み書きする必要があるたびに,新しい TADOBlobStream オブジェクトを作成します。
Read メソッドを使用すると,BLOB 型項目オブジェクトから,ヌルで終わる文字列(または同等の)バッファに,データをコピーできます。Write メソッドを使用すると,バッファから BLOB 型項目オブジェクトにデータをコピーできます。BLOB 型項目オブジェクトからデータを読み出す場合は,Size プロパティを使って項目の内容の大きさを調べ,受信側のバッファに適切な量のメモリを割り当てます。