Data.Win.ADODB.TIsolationLevel
Delphi
TIsolationLevel = (ilUnspecified, ilChaos, ilReadUncommitted, ilBrowse,
ilCursorStability, ilReadCommitted, ilRepeatableRead, ilSerializable,
ilIsolated);
C++
enum DECLSPEC_DENUM TIsolationLevel : unsigned char { ilUnspecified, ilChaos, ilReadUncommitted, ilBrowse, ilCursorStability, ilReadCommitted, ilRepeatableRead, ilSerializable, ilIsolated };
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
enum | public | Data.Win.ADODB.pas Data.Win.ADODB.hpp |
Data.Win.ADODB | Data.Win.ADODB |
説明
TIsolationLevel 値は接続の排他レベルを指定します。
TIsolationLevel 値を使用すると,接続の変換排他レベルを指定できます。
メモ: 要求されている以外の排他レベルをサーバーが強制することもあります。
TIsolationLevel 型を構成する定数は,同じ名前を持つ ADO IsolationLevelEnum 値に直接対応します。これらの値の詳細は,ADO Connection オブジェクトの IsolationLevel プロパティのトピックで Microsoft Data Access SDK ヘルプを参照してください。また,ADO 定数とその効果の詳細は,SDK を参照してください。
TADOLockType 型を構成する定数は,類似した名前を持つ LockTypeEnum 値に直接対応し,同じ効果を持ちます。これらの値の詳細は,ADO Recordset オブジェクトの LockType プロパティのトピックで Microsoft Data Access SDK ヘルプを参照してください。また,ADO 定数とその効果の詳細は,SDK を参照してください。
TIsolationLevel は,次の表に示す 9 つの定数から構成されます。
排他レベル | 意味 |
---|---|
ilUnspecified |
サーバーは要求されたもの以外の排他レベルを使用していて,特定の排他レベルを判定できない |
ilChaos |
より高度に分離されたトランザクションからの変更を,現在の接続によって上書きできない |
ilReadUncommitted |
ほかのトランザクションでコミットされていない変更を見ることができる |
ilBrowse |
ほかのトランザクションでコミットされていない変更を見ることができる |
ilCursorStability |
コミットされた後でほかのトランザクションからの変更だけを見ることができる |
ilReadCommitted |
コミットされた後でほかのトランザクションからの変更だけを見ることができる |
ilRepeatableRead |
ほかのトランザクションで加えられた変更は見ることができないが,再度の問い合わせで新しいレコードセットを取得できる |
ilSerializable |
トランザクションがほかのトランザクションから分離して実行される |
ilIsolated |
トランザクションがほかのトランザクションから分離して実行される |
メモ: 定数の ilSerializable と ilIsolated は同じ効果を持ちます。この 2 つの定数は,(同様に同じ効果を持つ)ADO 定数の adXactSerializable と adXactIsolated に対応しています。