Data.Win.ADODB.TADOConnection.OpenSchema

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Delphi

procedure OpenSchema(const Schema: TSchemaInfo; const Restrictions: OleVariant;  const SchemaID: OleVariant; DataSet: TADODataSet);

C++

void __fastcall OpenSchema(const TSchemaInfo Schema, const System::OleVariant &Restrictions, const System::OleVariant &SchemaID, TADODataSet* DataSet);

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
procedure
function
public
Data.Win.ADODB.pas
Data.Win.ADODB.hpp
Data.Win.ADODB TADOConnection

説明

接続のプロバイダからスキーマ情報を取り出します。

OpenSchema メソッドを呼び出すと,接続を開いて,関連付けられているプロバイダからスキーマ情報を取り出すことができます。OpenSchema は,ADO データセットコンポーネントを介してアクセスできるレコードセットの形式でスキーマ情報を取り出します。

Schema パラメータは,取り出すスキーマ情報の種類(ADO 用語ではクエリー型と呼ばれる)です。

Restrictions パラメータは,指定されたスキーマ情報の種類に対する問い合わせ制約の配列です。これは,Schema パラメータで指定されたエンティティに対して要求された情報の種類のリストです。ADO 用語では,クエリー型の基準をリスト表示する配列の要素と呼ばれます。

SchemaID は,OLE DB 仕様で定義されていないプロバイダスキーマのスキーマ問い合わせの GUID です。このパラメータが必要なのは,Schema パラメータが siProviderSpecific に設定されている場合だけです。それ以外の場合は使用されません。

DataSet は,ADO データセットコンポーネント(TADOTable など)です。この ADO データセットコンポーネントの Recordset プロパティにスキーマ情報が取り出され,この ADO データセットコンポーネントを介して情報への以降のアクセスが行われます。OpenSchema がスキーマ情報を格納する ADO データセットコンポーネントをロードしたら,First および Next のような標準のナビゲーションメソッドを使ってデータの行間を移動できます。データセットコンポーネントの Fields プロパティまたは FieldByName メソッドを使用すると,任意の 1 列の値を読み出すことができます。スキーマデータは,ビジュアルなデータベース対応コントロールと TDataSource を使って表示することも可能です。

関連項目