System.Win.ComObj.TComObject.ServerExceptionHandler
Delphi
property ServerExceptionHandler: IServerExceptionHandler read FServerExceptionHandler write FServerExceptionHandler;
C++
__property _di_IServerExceptionHandler ServerExceptionHandler = {read=FServerExceptionHandler, write=FServerExceptionHandler};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | public | System.Win.ComObj.pas System.Win.ComObj.hpp |
System.Win.ComObj | TComObject |
説明
SafeCall 例外通知プロセスへのアクセスを提供します。
ServerExceptionHandler プロパティは SafeCall 例外通知プロセスをアクセスする方法を提供するので,そうした通知を外部ディスプレイに記録または再送信することができます。ディスプレイは同じ COM サーバーモジュール内の別のオブジェクトでかまいません。まったく別のマシンにあってもかまいません。
たとえば,サーバー例外ハンドラを実装すると,以下の処理を行えます。
- COM サーバー例外を NT システムイベントログに記録する
- 例外をテキストファイルに書き込む
- 電子メールを管理者に送る
- ポケットベルを介してサポートスタッフに警告する
ServerExceptionHandler プロパティは,特にサーバーに物理的に近づけない場合にリモートサーバーを管理するのに役立ちます。たとえば,COM オブジェクトで例外が発生したときに,サーバーアプリケーションが VCL フォームに基づいたアプリケーション(単なる DLL ではない)であれば,VCL デフォルト例外ハンドラはサーバーでメッセージボックスを表示できます。その COM オブジェクトインスタンスでは,メッセージボックスが閉じるまでクライアント要求を処理できません。例外をイベントログに記録することによって,リモートユーザーがサーバーでのアクセス権限を持つ限り,第三者でもリモート位置から情報を確認することができます。
ヒント: ServerExceptionHandler プロパティは,アクティブなサーバーページで使用される COM オブジェクト(スタンドアロンまたは MTS 環境で実行されるオブジェクトのいずれか)で特に役立ちます。ServerExceptionHandler プロパティを使用すると,例外情報を HTML 形式または希望するほかのフォーマットで記述できます。