Vcl.Forms.TForm.Position

提供: RAD Studio API Documentation
移動先: 案内検索

Delphi

property Position: TPosition read FPosition write SetPosition stored IsForm default 2;

C++

__property Position = {default=2};

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
property published
Vcl.Forms.pas
Vcl.Forms.hpp
Vcl.Forms TForm

説明

フォームのサイズと位置を表します。

Vcl.Forms.TForm.Position は Vcl.Forms.TCustomForm.Position を継承しています。以下の内容はすべて Vcl.Forms.TCustomForm.Position を参照しています。

フォームのサイズと位置を表します。

Position プロパティを使用すると、フォームのサイズと配置を取得または設定できます。Position の取り得る値は以下の TPosition 値の中の 1 つです。



意味

poDesigned

フォームは、設計時と同じ画面上の位置、高さ、幅で表示されます。

poDefault

フォームは、オペレーティング システムが決める画面上の位置、高さ、幅で表示されます。フォームは、アプリケーションを起動するたびに少しづつ右下へ移動します。画面の解像度に関係なく、フォームの右側は常に画面の右端に近く、フォームの下端は常に画面の下端に近くなります。

オペレーティング システムは、重なり合ったウィンドウについてのみ、これをサポートします。ポップアップや子ウィンドウ(たとえば bsDialog または bsNone の BorderStyle を持つウィンドウ) の場合、そのウィンドウは画面の左上隅に配置されます。

poDefaultPosOnly

フォームは、設計時にフォームを作成したサイズで表示されますが、画面上の位置はオペレーティグ システムが選択します。フォームは、アプリケーションを起動するたびに少しづつ右下へ移動します。同じサイズのまま全体が画面上に表示されるようにフォームを右下へ移動できなくなると、画面の左上隅にフォームが表示されます。

オペレーティング システムは、重なり合ったウィンドウについてのみ、これをサポートします。ポップアップや子ウィンドウ(たとえば bsDialog または bsNone の BorderStyle を持つウィンドウ) の場合、そのウィンドウは画面の左上隅に配置されます。

poDefaultSizeOnly

フォームは設計時に決めた位置で表示されますが、オペレーティグ システムがそのサイズを選択します。画面の解像度に関係なく、常にフォームの右側は画面の右端辺りにあり、フォームの下部は画面の下端辺りにあります。

poScreenCenter

フォームは設計時に決められたサイズを保ちますが、画面の中央に配置されます。複数のモニタを使用するアプリケーションでは、フォームは DefaultMonitor プロパティで指定されて、フォームが完全に 1 つのモニターで表示されるように中央の位置から移動する場合もあります。

poDesktopCenter

フォームは設計時に決められたサイズを保ちますが、画面の中央に配置されます。複数のモニタを使用するアプリケーションで行われる調整はありません。

poMainFormCenter

フォームは設計時に決められたサイズを保ちますが、アプリケーションのメイン フォームの中央に配置されます。複数のモニタを使用するアプリケーションで行われる調整はありません。この位置が使用されるのは、補助フォームの中だけです。その位置がメイン フォームに設定されていると、poScreenCenter のような働きをします。

poOwnerFormCenter

フォームは設計時に決められたサイズを保ちますが、Owner プロパティで指定されたフォームの中央に配置されます。Owner プロパティがフォームを指定していない場合は、poMainFormCenter と同じ処理が行われます。



Position が poDefault 、poDefaultPosOnly 、または poDefaultSizeOnly に、またBorderStyle が bsDialog もしくは bsNone に設定されている場合、フォームは (0,0) に配置されることに注意してください。

関連項目