Xml.XmlTransform.TXMLTransform.Data

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Delphi

property Data: string read GetData ;

C++

__property System::UnicodeString Data = {read=GetData};

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
property public
Xml.XmlTransform.pas
Xml.XmlTransform.hpp
Xml.XmlTransform TXMLTransform

説明

変換された XML の文字列を表します。

Data プロパティを読み取ると,変換の結果を取得できます。Data プロパティを読み取ると,TXMLTransform が元の XML ドキュメントまたはデータパケットを目的の形式に変換します。この変換結果が Data プロパティの値になります。結果の XML 文字列はメモリにキャッシュされません。Data を 2 度めに読み取ると,TXMLTransform が 2 度めの変換を実行します。

元の XML が XML ドキュメントで,変換がそのデータパケットへの変換方法を示している場合,Data は XML 形式によるデータパケットの内容を示します。

元の XML が XML データパケットで,変換が別の種類の XML ドキュメントへの変換方法を示している場合,Data は変換結果のドキュメントの内容を示します。

Data を生成するために変換される元のドキュメントまたはデータパケットは,以下の 3 つの方法で指定できます。

  • 元のドキュメントがディスク上のファイルである場合は SourceXmlFile プロパティを使用する
  • 元のドキュメントがメモリ内の XML 文字列である場合は SourceXml プロパティを使用する
  • 元のドキュメントが DOM インターフェース(IDOMDocument)を通じてアクセスされる場合は SourceXmlDocument プロパティを使用する
  • SourceXmlFile が無効なファイル名に設定されているか,または SourceXmlFile が空の文字列であり,かつ SourceXml が有効な XML 文字列ではない場合,あるいは SourceXmlFileSourceXml が両方とも空の文字列で SourceXmlDocument が設定されていない場合,Data を読み取ろうとすると TXMLTransform は TranslateException を生成します。
  • 元の XML を Data に変換する変換は,以下の 2 とおりの方法で指定できます。
  • 変換がディスク上のファイルに格納されている場合は TransformationFile プロパティを使用する
  • 変換が DOM インターフェース(IDOMDocument)を通じてアクセスされる場合は TransformationDocument メソッドを使用する
  • TransformationFile が無効なファイル名に設定されているか,または TransformationFile が空の文字列であり,TransformationDocument が設定されていない場合,Data を読み取ろうとすると TXMLTransform は TranslateException を生成します。
  • 変換を拡張するには,EmptyDestinationDocument プロパティを使用して,変換後の XML ドキュメントの形式を提供するスケルトンドキュメントを指定します。
  • Data を読み取ると,元の XML ドキュメントのすべてのユーザー定義ノードについて,TXMLTransform はノードを変換するために OnTranslate イベントを生成します。

ヒント:  XML ドキュメントをデータパケットに変換するときは,Data の値をクライアントデータセットの XMLData プロパティに割り当てることができます。

関連項目