Vcl.Dialogs.TaskMessageDlg
Delphi
function TaskMessageDlg(const Title, Msg: string; DlgType: TMsgDlgType;
Buttons: TMsgDlgButtons; HelpCtx: Longint): Integer;
function TaskMessageDlg(const Title, Msg: string; DlgType: TMsgDlgType;
Buttons: TMsgDlgButtons; HelpCtx: Longint; DefaultButton: TMsgDlgBtn): Integer; overload;
function TaskMessageDlg(const Title, Msg: string; DlgType: TMsgDlgType;
Buttons: TMsgDlgButtons; HelpCtx: Longint; DefaultButton: TMsgDlgBtn; CustomButtonCaptions: array of string): Integer; overload;
C++
extern DELPHI_PACKAGE int __fastcall TaskMessageDlg(const System::UnicodeString Title, const System::UnicodeString Msg, System::Uitypes::TMsgDlgType DlgType, System::Uitypes::TMsgDlgButtons Buttons, System::LongInt HelpCtx)/* overload */;
プロパティ
| 種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
|---|---|---|---|---|
| function | public | Vcl.Dialogs.pas Vcl.Dialogs.hpp |
Vcl.Dialogs | Vcl.Dialogs |
説明
画面の中央にメッセージ タスク ダイアログ ボックスを表示します。
TaskMessageDlg 関数を呼び出すと、メッセージ ボックスを表示し、ユーザーの応答を取得できます。
Title には DlgType が mtCustom のときに、メッセージ ボックスのキャプションを指定します。 このパラメータを使用しない場合は、カスタム メッセージ ボックスのキャプションは、アプリケーションのタイトルです。
Msg は、表示されるメッセージの内容です。
DlgType は、ダイアログ ボックスの目的を示します。
| DlgType 値 | 意味 |
|---|---|
|
mtWarning |
黄色い感嘆符シンボルが含まれるメッセージ ボックス。 |
|
mtError |
赤い停止マークが含まれるメッセージ ボックス。 |
|
mtInformation |
青い "i" が含まれるメッセージ ボックス。 |
|
mtConfirmation |
緑の疑問符が含まれるメッセージ ボックス。 |
|
mtCustom |
ビットマップを含んでいないメッセージ ボックス。 メッセージ ボックスのキャプションは、アプリケーションの実行可能ファイル名です。 |
Buttons は、メッセージ ボックスにどのボタンが表示されるのかを示します。 3 ボタンのメッセージ ボックスでは、Button1、Button2、Button3 を含む構文を使用します。
Button1、Button2、および Button3 は、3 ボタンのメッセージ ボックスで使用するボタンの種類を示します。 ボタンは順序正しく表示されます。
HelpCtx は、ダイアログ ボックスの表示中にユーザーがヘルプ ボタンをクリックするか、F1 を押したときに表示されるヘルプ トピックのコンテキスト ID を指定します。
X と Y は、ダイアログ ボックスが表示される位置の画面座標を指定します。 –1 を指定した場合、メッセージ ボックスは指定された範囲のどこにでも表示できます。
DefaultBtn は、Buttons（または Button1、Button2、および Button3）で指定された中でどのボタンがダイアログ ボックスのデフォルトであるのかを指定します。 DefaultBtn が mbNone の場合は、デフォルトのボタンは存在しません。
Bitmap はメッセージ ダイアログの表面に表示される画像です。 Bitmap が nil （Delphi）または NULL （C++）の場合、画像がありません（DlgType が mtConfirmation である場合を除く）。
MessageDlg は、ユーザーが選択したボタンの値を返します。 メッセージ ボックスに表示できる各種ボタンの TMsgDlgBtn 値と、ユーザーがそのボタンを選択したときに返される値を次の表で示します。
| TMsgDlgBtn 値 | 戻り値 |
|---|---|
|
mbOk |
mrOk |
|
mbOK |
mrOk |
|
mbCancel |
mrCancel |
|
mbYes |
mrYes |
|
mbNo |
mrNo |
|
mbAbort |
mrAbort |
|
mbRetry |
mrRetry |
|
mbIgnore |
mrIgnore |
|
mbAll |
mrAll |
|
mbNoToAll |
mrNoToAll |
|
mbYesToAll |
mrYesToAll |
|
mbClose |
mrClose |
メモ： ユーザーがメッセージ ボックスで Ctrl + C を押した場合、メッセージのテキストがクリップボードにコピーされます。