Data.Win.ADODB.TADOCommand
Delphi
TADOCommand = class(TComponent)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TADOCommand : public System::Classes::TComponent
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Data.Win.ADODB.pas Data.Win.ADODB.hpp |
Data.Win.ADODB | Data.Win.ADODB |
説明
TADOCommand は,ADO コマンドオブジェクトを表します。
TADOCommand は,ADO Command オブジェクトを表します。TADOCommand を使用すると,ADO(ActiveX Data Objects)プロバイダを介してアクセスされるデータストアに対してコマンドを発行できます。
TADOCommand コンポーネントは,CommandText プロパティで指定されたコマンドを実行します。一度に 1 つのコマンドを実行できます。パラメータ(コマンドに含まれている場合)は,Parameters プロパティで指定されます。コマンドは,Execute メソッドを呼び出して実行されます。
TADOCommand は,TADOConnection オブジェクトを使って(Connection プロパティを介して)データストアに接続するか,接続情報が ConnectionString プロパティで指定されている場合はデータストアに直接接続できます。
TADOCommand は,結果セットを返さない,データ定義言語(DDL)の SQL コマンドおよびストアドプロシージャを実行するのに最も頻繁に使用されます。結果セットを返す SQL 文の場合は,TADODataSet, TADOQuery,または TADOStoredProc の方が適しています。しかし,TADOCommand の Execute メソッドは,レコードセットを返すことができます。ただし,そのレコードセットを使用する場合は,個別の ADO データセットコンポーネントが必要です。
TADOCommand は ADO Command オブジェクトに近い表現なので,TADOCommand のプロパティとメソッドの多くは,ADO Command オブジェクトのプロパティとメソッドと同じ名前を持ち,同じ機能を果たします。たとえば,CommandType プロパティと Execute メソッドは TADOCommand コンポーネントと ADO Command オブジェクトの両方で同じです。ただし,ADO の以降のバージョンでは,TADOCommand の動作を変更する,基底 ADO コマンドオブジェクトへの変更が導入される可能性があります。TADOCommand の動作について,より詳細な情報が必要な場合は,Microsoft Data Store SDK のドキュメントを参照してください。