Datasnap.DBClient.TClientDataSet
Delphi
TClientDataSet = class(TCustomClientDataSet)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TClientDataSet : public TCustomClientDataSet
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Datasnap.DBClient.pas Datasnap.DBClient.hpp |
Datasnap.DBClient | Datasnap.DBClient |
説明
TClientDataSet は、データベースに依存しないデータセットを実装します。
TClientDataSet は、メモリ内データ セットを表します。 クライアント データセットは、次のように使用できます。
- 単層データベース アプリケーション用の、すべての機能を使用できるスタンドアロンのファイルベース データセットとして。 この場合、クライアント データセットは、ユーザーのハード ディスク上の専用ファイルに格納されているデータを表します。
- 別のデータセットにあるレコードの、ローカルのメモリ内バッファとして。 この別の(ソース)データセットは、クライアント データセットと同じフォームまたはデータ モジュール内に置くことができます(たとえば、クライアント データセットによって、単方向データセットのデータのナビゲーションや編集をサポートする場合など)。 クライアント データセットが多層データベース アプリケーションのクライアント部分を担っている場合は、ソース データセットを別のシステムに置くこともできます。
メモ: 上記の 2 つの機能は、相互に排他的ではありません。 アプリケーションは、"ブリーフケース" モデルを使用して、オフラインでデータを処理するオプションをサポートするように設計できます。 オフィスでは、アプリケーションは、TClientDataSet を使用して、ソース データセットに関連付けられているデータベース サーバーと通信します。 ユーザーが出先で作業する場合、クライアント データセットは、データのスナップショットをハード ディスクに書き込みます。 出先では、アプリケーションはこのスナップショットを使用して処理を行い、クライアント データセットは単層アプリケーションのファイルベースのデータセットの役割を果たします。
メモ: RAD Studio の現在のバージョンで TClientDataSet を使用する場合、MidasLib を uses 句に追加しておけば、Midas.dll をアプリケーションと一緒に配置する必要はありません。 さらなる情報については、多層データベース アプリケーションを理解する を参照してください。
クライアント データセットが、別のデータセットのデータを表す場合は、データセット プロバイダを介してそのデータセットと通信します。 クライアント データセットは、IAppServer インターフェイスを介してプロバイダと通信します。 プロバイダがクライアント データセットと同じ形式またはデータ モジュール内にある場合、IAppServer インターフェイスは、作成される隠しオブジェクトによって実装されます。 多層アプリケーションの一部としてクライアント アプリケーションで使用される場合、クライアント データセットは、リモート データ モジュールの IAppServer インターフェイスを介して、すべての呼び出しをプロバイダに渡します。
関連項目
コード サンプル
- BDShoppingListサンプル
サンプル