System.Write

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Delphi

procedure Write(P1: Boolean); overload;
procedure Write(P1: Char); overload;
procedure Write(P1: Integer); overload;
procedure Write(P1: Cardinal); overload;
procedure Write(P1: Int64); overload;
procedure Write(P1: UInt64); overload;
procedure Write(P1: Extended); overload;
procedure Write(P1: string); overload;
procedure Write(P1: Variant); overload;
procedure Write(var F: File; P1: Boolean); overload;
procedure Write(var F: File; P1: Char); overload;
procedure Write(var F: File; P1: Integer); overload;
procedure Write(var F: File; P1: Cardinal); overload;
procedure Write(var F: File; P1: Int64); overload;
procedure Write(var F: File; P1: UInt64); overload;
procedure Write(var F: File; P1: Extended); overload;
procedure Write(var F: File; P1: string); overload;
procedure Write(var F: File; P1: Variant); overload;

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
procedure public System.pas System System


説明

型付きファイルまたはテキスト ファイルにデータを書き込みます。

ここで示す Write プロシージャの構文は、Write で指定できる引数の数が可変であることを示しています。

型付きファイルの Write プロシージャ

Delphi コードでは、Write はファイルをファイル コンポーネントに書き込みます。F はファイル変数で、各 VF のコンポーネント型と同じ型の変数です。変数が 1 つ書き込まれるたびに、現在のファイル ポインタの位置は次のコンポーネントに進みます。現在のファイルの位置がファイルの末尾になると(つまり Eof(F) が True であれば)、ファイルは拡張されます。

テキスト ファイルの Write プロシージャ

Delphi コードでは、Write は、1 つ以上の値をテキスト ファイルに書き込みます。F が指定された場合、テキスト ファイル変数です。F が省略された場合、標準ファイル変数 Output とみなされます。各 P は書き込みパラメータです。書き込みパラメータはそれぞれ出力式を含んでおり、その値がファイルに書き込まれます。書き込みパラメータはまた、フィールド幅や小数点以下の桁数などの指定も含むことができます。各出力式は、Char 型、整数型(Byte、Shortint、Word、Longint、Cardinal)、浮動小数点型(Single、Real、Double、Extended、Currency)、文字列型(PChar、AnsiString、ShortString)、パック文字列、論理型(Boolean、Bool)のいずれかでなければなりません。

書き込みパラメータの形式は次のとおりです:

OutExpr [: MinWidth [: DecPlaces ] ]

ここでの OutExpr は出力式です。

MinWidth と DecPlaces は、整数型の式です。

  • MinWidth は最小のフィールド幅を指定し、これは 0 より大きくなければなりません。書き込まれる文字はちょうど MinWidth の数(必要に応じて先頭を空白で埋めて)ですが、OutExpr の値が、MinWidth より多い文字数で表さなければならないものである場合は別です。この場合、OutExpr の値を表すのに必要な文字数が書き込まれます。同様に、MinWidth が省略された場合も、OutExpr の値を表すのに必要な文字数が書き込まれます。
  • DecPlaces には、いずれかの実数型の固定小数点表現における小数点以下の桁数を指定します。これが指定できるのは、OutExpr が実数型のいずれかであり、かつ MinWidth も指定されている場合に限られます。MinWidth を指定する場合は、0 以上でなければなりません。

文字列型の値の書き込み: MinWidth を省略すると、OutExpr の文字値がファイルに書き込まれます。そうでなければ、MinWidth - 1 個の空白が書き込まれ、その後に、OutExpr の文字値が書き込まれます。

整数型値のいずれかの書き込み: MinWidth が省略された場合、OutExpr の 10 進表現が、先頭の空白なしで書き込まれます。MinWidth が指定され、その値が 10 進文字列の長さよりも大きい場合、フィールド幅を MinWidth とするため、10 進文字列の前に必要なだけの空白を書き込みます。

実数型値のいずれかの書き込み: OutExpr の値がいずれかの実数型である場合、その 10 進表現がファイルに書き込まれます。表現の形式は、DecPlaces の有無によって異なります。DecPlaces が省略された場合(もしくはあっても負の値の場合)、浮動小数点 10 進文字列が書き込まれます。MinWidth も省略されている場合、デフォルトで MinWidth は 17 と見なされます。指定されていても、MinWidth が 8 より小さい場合には、8 と見なされます。浮動小数点文字列の形式は次のとおりです:

[   | - ] <digit> . <decimals> E [ + | - ] <exponent>

次の表は、出力文字列のコンポーネントの一覧です。


コンポーネント 意味

[   | - ]

OutExpr の符号に応じて " "(空白)または "-"(ハイフン)

<digit>

1 桁の数字。OutExpr が 0 の場合に限り "0"

<decimals>

MinWidth-7 (最大 10)桁の数字の文字列

E

大文字の E

[ + | - ]

指数の符号に応じて指定

<exponent>

2 桁の 10 進指数


DecPlaces の指定があると、固定小数点 10 進文字列が書き込まれます。DecPlaces が 216 より大きい場合は 216 と見なされます。固定小数点文字列の形式は次のとおりです:

[<blanks>] [ - ] <digits> [.<decimals>]


メモ: 実数型の実際の精度は 216 桁より小さくなります。Double 型は 10 進で約 16 桁、Single 型は 10 進で約 8 桁です。Delphi RTL では、精度の残りのフィールドを '0' 文字で埋めます。例:
writeln(Pi:1:20);

が次を表示した場合:

3.14159265358979312000


次の表は、固定小数点文字列のコンポーネントの一覧です。


コンポーネント 意味

[<blanks>]

MinWidth を満たす空白数

[-]

OutExpr が負の場合

<digits>

最低 1 桁。先頭に 0 はつけない。

[.<decimals>]

DecPlaces > 0 の場合の小数点以下桁数


文字列型値のいずれかの書き込み: MinWidth が省略された場合、OutExpr の文字列値が、先頭の空白なしで書き込まれます。 MinWidth が指定され、OutExpr の長さより大きい場合、フィールド幅を MinWidth とするため、10 進文字列の前に必要なだけの空白を書き込みます。

パック文字列型の値の書き込み: OutExpr がパック文字列型の場合、長さがパック文字列型要素の数となる文字列の書き出しと同じ効果です。

Boolean 型値のいずれかの書き込み: OutExpr が Boolean 型の場合、OutExpr の値に応じて、文字列の True または False の書き込みと同じ効果です。

メモ: rite を使用する場合は、ファイルは出力用に開く必要があります。

関連項目

コード サンプル