Vcl.ComCtrls.TDateTimePicker
Delphi
TDateTimePicker = class(TCommonCalendar)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TDateTimePicker : public TCommonCalendar
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Vcl.ComCtrls.pas Vcl.ComCtrls.hpp |
Vcl.ComCtrls | Vcl.ComCtrls |
説明
TDateTimePicker は日付または時刻を入力するリストボックスを表示します。
TDateTimePicker は,特に日付と時刻を入力するために設計されたビジュアルコンポーネントです。DateMode プロパティが dmComboBox の場合は,カレンダーのイラストが付いたドロップダウンリストが配置されている点を除けばリストボックスやコンボボックスに似ています。ユーザーはそのカレンダーから日付を選択できます。日付または時刻も上下の矢印キーでスクロールするかタイプすることで選択することができます。
日付時刻セレクタは,右から左への読み出しの BiDiMode 設定値を無視して,システムロケールにしたがって日付を表示します。
TDateTimePicker は,ユーザーシステム上のコントロールパネルの各国対応の日付時刻設定に基づいて,日付および時刻値を形式化します。TDateTimePicker は Windows コントロールのラッパーなので,SysUtils ユニットで形式化変数を変更することによって,これらの形式を変更することはできません。しかし,Windows API 呼び出しの DateTime_SetFormat を使用すると,プログラムでこれらの設定を指定できます。
メモ: 基底の Windows コントロールは,英語圏諸国がグレゴリオ暦に変更した年である 1752 年の日付に設定すると,予期しない結果を生じることが確認されています。英語以外のロケールを使用している場合,別の日付で同様の問題が発生する可能性があります。アプリケーションを使って現在のロケールでの切り替えの当日または直前の日付(たとえばロシアのロケールの 1918 年または直前の年)を指定する場合,切り替えの影響を受ける日付を使ってアプリケーションをテストしてください。