ソース コードへの変換

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UML モデリングでは、言語に依存しないデザイン プロジェクトに基づいてソース コードを生成できます。

ソース コードへの変換について

UML 1.5 または UML 2.0 のデザイン プロジェクトのクラス図からソース コードを生成し、サポートされている言語のプロジェクトにそのソース コードを追加することができます。ターゲットとなる実装プロジェクトは、同じプロジェクト グループ内に既に存在する必要があります。

名前のマッピング

UML モデリング機能では、モデル要素とは異なる名前をソース コードに生成できます。たとえば、モデル内の Class1 という要素をソース コードで ClassItem にすることができます。

この機能が特に有効なのは、モデル内の名前が英語でない場合です。ダイアグラムで日本語などの言語の名前を使用しながら、コード内の名前はラテン アルファベットにすることができます。

この機能を有効にすると、ファイル codegen_map.xml が変換元のデザイン プロジェクトのモデル サポート フォルダに作成されます。このファイルは、任意の XML エディタまたはテキスト エディタで編集できます。このファイルにはマッピング テーブルが記述されており、その各エントリ(モデル要素)には名前が 2 つあります。1 つは変換元のデザイン プロジェクトでの名前(属性 name)で、もう 1 つは変換先の実装プロジェクトでの名前(属性 alias)です。このファイルには複数のセクションがあります。つまり、UML 1.5 プロジェクトの場合は ClassAttributeOperation、および Package で、UML 2.0 プロジェクトの場合は Class および Package です。属性名は、セクション内のすべてのエントリに対して一意である必要があります。

オプションで、任意のパッケージのフォルダ内に同じ名前と構造の XML ファイルを作成することができます。

プロジェクトをソース コードに変換する場合、名前マッピング機能が有効になっていると、codegen_map.xml ファイルで各モデル要素が検索されます。このファイルが現在のパッケージに存在しない場合、親パッケージの中が検索され、ファイルが見つかるまでそれが繰り返されます。

メモ:後でモデルに新しい要素を追加してから、プロジェクトをソース コードに変換する場合は、対応する codegen_map.xml ファイルにその項目の新しいエントリが追加されます。既存のエントリは変更されません。

関連項目