テキストとしてのプロパティの編集
プロパティ エディタの追加 への移動
すべてのプロパティには、[オブジェクト インスペクタ]で表示するために値の文字列表現が必要です。 大半のプロパティでは、さらにユーザーがプロパティに新しい値を入力できます。 TPropertyEditor とその下位クラスには、テキスト表現と実際の値を変換するためにオーバーライドできる仮想メソッドが用意されています。
ユーザーがオーバーライドするメソッドは GetValue と SetValue です。 ユーザーのプロパティ エディタでは、次の表に示すとおり、TPropertyEditor から各種類の値を代入し、読み取るメソッドも継承します。
プロパティの型 | 取得メソッド | 設定メソッド |
---|---|---|
[浮動小数点型] |
GetFloatValue |
SetFloatValue |
メソッド ポインタ(イベント) |
GetMethodValue |
SetMethodValue |
順序型 |
GetOrdValue |
SetOrdValue |
文字列 |
GetStrValue |
SetStrValue |
GetValue メソッドをオーバーライドすると、取得メソッドの 1 つを呼び出し、SetValue をオーバーライドすると、設定メソッドの 1 つを呼び出します。 他の多くの関連メソッド(コンポーネント インターフェイス型用の TPropertyEditor.GetIntfValue など)はこのヘルプの VCL/RTL リファレンス セクションに記載されています。