レコード間の移動と操作
データ コントロールの使用：インデックス への移動
Vcl.DBCtrls.TDBNavigator は、ユーザーがデータセット内のレコード間を移動したりレコードを操作できるようにするための、単純なコントロールです。このナビゲータは一連のボタンで構成され、ユーザーはそれを使って、1 レコードずつの前後のスクロール、最初または最後のレコードへの移動、新規レコードの挿入、既存レコードの更新、データ変更の登録またはキャンセル、レコードの削除、レコード表示の最新状態への更新を行うことができます。
次の図は、設計時にフォーム上に配置したときにデフォルトで表示されるナビゲータです。ナビゲータは一連のボタンで構成され、ユーザーはそれを使ってデータセット内の別のレコードに移動したり、レコードの編集、削除、挿入、登録を行うことができます。ナビゲータの VisibleButtons プロパティを使用すると、これらのボタンのサブセットを動的に表示または非表示にすることができます。詳細は、「表示するナビゲータ ボタンの選択」を参照してください。
次の表では、ナビゲータ上の各ボタンについて説明します。
TDBNavigator のボタン：
| ボタン | 用途 |
|---|---|
|
First（最初のレコード） |
データセットの First メソッドを呼び出して、最初のレコードを現在のレコードに設定します。 |
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Prior（前のレコード） |
データセットの Prior メソッドを呼び出して、前のレコードを現在のレコードに設定します。 |
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Next（次のレコード） |
データセットの Next メソッドを呼び出して、次のレコードを現在のレコードに設定します。 |
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Last（最後のレコード） |
データセットの Last メソッドを呼び出して、最後のレコードを現在のレコードに設定します。 |
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Insert（レコードの挿入） |
データセットの Insert メソッドを呼び出して、現在のレコードの前に新しいレコードを挿入し、データセットを挿入状態にします。 |
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Delete（レコードの削除） |
現在のレコードを削除します。ConfirmDelete プロパティが True であれば、削除前に確認メッセージが表示されます。 |
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Edit（レコードの編集） |
データセットを編集状態にして現在のレコードを変更できるようにします。 |
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Post（編集の登録） |
現在のレコードに対する変更をデータベースに書き込みます。 |
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Cancel（編集のキャンセル） |
現在のレコードに対する編集を取り消し、データセットを参照状態に戻します。 |
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Refresh（データ更新） |
データ コントロールの表示バッファをクリアし、物理テーブルまたはクエリによってバッファの内容を最新状態に更新します。背後にあるデータが別のアプリケーションによって変更されている可能性がある場合に役立ちます。 |
各ボタンにヘルプ ヒントを関連付ける方法は、「ヘルプ ヒントの表示」を参照してください。ナビゲータを複数のデータセットに関連付ける方法は、「複数データセットへの単一ナビゲータの使用」を参照してください。