可視性

提供: RAD Studio
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識別子の可視性(visibility:「見える」かどうか)は,その識別子に結び付いているオブジェクトに正当にアクセスできるソースコード区域です。

通常,スコープと可視性は一致しますが,重複識別子の出現によりオブジェクトが一時的に「隠される」という状況があります。オブジェクトは実在していますが,重複識別子のスコープが終了するまで,元の識別子を用いてアクセスすることはできなくなります。

メモ:  可視性はスコープを越えることはできませんが,スコープが可視性を越えることがあります。

「隠された」クラス名とクラスメンバー名には特殊な規則が適用されます。C++ の演算子を使うと,一定の条件のもとでは「隠された」識別子へのアクセスが可能になります。

関連項目