永続列の作成

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カスタマイズされたグリッドの作成 への移動


設計時にグリッドの表示をカスタマイズするには、列エディタを起動して、グリッドの一連の永続列オブジェクトを作成します。実行時には、永続列オブジェクトを持つグリッドの State プロパティは自動的に csCustomized に設定されます。

グリッド コントロールの永続列を作成するには:

  1. フォーム内のグリッド コンポーネントを選択します。
  2. [オブジェクト インスペクタ]でグリッドの Columns プロパティをダブルクリックして、列エディタを起動します。

列リスト ボックスには、選択したグリッド用に定義されている永続列が表示されます。初めて列エディタを起動したときは、グリッドがデフォルト状態になっており動的な列しか含まれないため、このリストは空です。

データセットのすべてのフィールドの永続列を一度に作成することも、永続列を個別に作成することもできます。

すべてのフィールドの永続列を作成するには:

  1. グリッドを右クリックしてコンテキスト メニューを呼び出し、[すべてのフィールドを追加]を選択します。グリッドがまだデータ ソースに関連付けられていない場合は、[すべてのフィールドを追加]が無効になっていることに注意してください。アクティブなデータセットを持っているデータ ソースにグリッドを関連付けてから、[すべてのフィールドを追加]を選択します。
  2. グリッドに永続列が既に含まれている場合は、既存の列を削除するか、列の集合に追加するかを尋ねるダイアログ ボックスが表示されます。[はい]を選択すると、既存の永続列の情報はすべて削除され、現在のデータセットに含まれているすべてのフィールドが、データセット内でのそれらのフィールド名の順序に従って挿入されます。[いいえ]を選択すると、既存の永続列の情報はすべて保持され、新しい列の情報が、データセット内の追加フィールドに基づいてデータセットに追加されます。
  3. [閉じる]をクリックすると、永続列がグリッドに適用され、ダイアログ ボックスが閉じます。

永続列を個別に作成するには:

  1. 列エディタの[追加]ボタンをクリックします。リスト ボックスで新規の列が選択されます。新規の列には、連番とデフォルト名(たとえば "0 - TColumn")が付けられます。
  2. この新規列をフィールドと関連付けるには、[オブジェクト インスペクタ]FieldName プロパティを設定します。
  3. 新規列のタイトルを設定するには、[オブジェクト インスペクタ]Title プロパティを展開し、Caption サブプロパティを設定します。
  4. 列エディタを終了すると、永続列がグリッドに適用されます。

実行時には、Columns.State プロパティに csCustomized を割り当てることにより、永続列に切り替えることができます。グリッド内の既存の列は破棄され、グリッドのデータセットのフィールドごとに新規の永続列が作成されます。また、次のように、列リストの Add メソッドを呼び出すことにより、実行時に永続列を追加できます。

 DBGrid1.Columns.Add;

関連項目