複数のサーバー データ モジュールの使用

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複数のリモート データ モジュールを使用するようにアプリケーション サーバーを構築するとよいでしょう。 複数のリモート データ モジュールを使用すると、コードを分割して、大規模なアプリケーション サーバーを複数のユニット(各ユニットはかなり自己完結している)に整理できます。

独立に機能する複数のリモート データ モジュールをアプリケーション サーバーに作成することは常にできますが、[ツール パレット]の[DataSnap Client]カテゴリにある特別な接続コンポーネントでは、1 つの主要な "親" リモート データ モジュールがクライアントからの接続を他の "子" リモート データ モジュールにディスパッチするモデルをサポートしています。 このモデルでは、COM ベースのアプリケーション サーバーを使用する必要があります。 つまり、モデルでは TSoapDataModule モジュールも dbExpress DataSnap モジュールもサポートしていません。

親のリモート データ モジュールを作成するには、その IAppServer インターフェイスを拡張し、子のリモート データ モジュールのインターフェイスを公開するプロパティを追加します。 つまり、それぞれの子のリモート データ モジュールに対して、親のデータ モジュールのインターフェイスにプロパティを追加します。このプロパティの値は子データ モジュールの IAppServer インターフェイスです。 このプロパティの取得アクセサ メソッドは次のようになります。


親のリモート データ モジュールのインターフェイスを拡張する方法については、「アプリケーション サーバーのインターフェイスの拡張」を参照してください。

ヒント: さらに、それぞれの子データ モジュールのインターフェイスを拡張し、親データ モジュールのインターフェイス、または他の子データ モジュールのインターフェイスを公開すると便利です。 これにより、アプリケーション サーバーの各種データ モジュールで、さらに自由に相互通信できます。

子のリモート データ モジュールを表すプロパティをメインのリモート データ モジュールに一度追加すると、アプリケーション サーバーの各リモート データ モジュールに対する個別の接続をクライアント アプリケーションで作成する必要はありません。 代わりに、単一の接続を親のリモート データ モジュールに対して共有します。それからメッセージを "子" データ モジュールにディスパッチします。 各クライアント アプリケーションではすべてのリモート データ モジュールに同じ接続を使用するので、リモート データ モジュールは単一のデータベース接続を共有でき、リソースが節約されます。 子アプリケーションで単一の接続を共有する方法については、「複数のデータ モジュールを使用するアプリケーション サーバーへの接続」を参照してください。

関連項目