[コンポーネントのインポート]ウィザード

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コンポーネント > コンポーネントのインポート

このウィザードを使用して、タイプ ライブラリ、ActiveX コントロール、または .NET アセンブリをプロジェクトのコンポーネントとしてインポートします。

プロジェクトを開いていない状態で [コンポーネントのインポート...] を選択すると、VCL for C++ Win32 または VCL for Delphi Win32 を選択する必要があります。

[コンポーネントのインポート]ウィザードによって、次のファイルが生成されます。

  • Delphi の場合: *+TLB.dcr、*_TLB.pas
  • C++ の場合: *_OCX.dcr、*_OCX.cpp、*_OCX.h、*_TLB.cpp、*_TLB.h

メモ: ここで説明するすべての機能が、このウィザードを実行するたびに毎回提示されるとは限りません。

[コンポーネントの種類]のオプション 説明

[タイプ ライブラリの取り込み]

オンにすると、既にシステムに登録されているタイプ ライブラリをインポートします。このタイプ ライブラリは、作成しようとしているコンポーネントの親となります。

[ActiveX コントロールの取り込み]

オンにすると、現在システムに登録されている ActiveX をインポートします。この ActiveX コントロールは、作成しようとしているコンポーネントの親となります。

[.NET アセンブリの取り込み]

オンにすると、COM オブジェクトとして .NET アセンブリをインポートします。選択した .NET アセンブリは GAC に登録されており、作成するコンポーネントの親となります。



[登録済みのタイプ ライブラリ]ページ、[登録済みの ActiveX コントロール]ページ、[登録されたアセンブリ]ページ

このページでは、前のステップ([コンポーネントの種類]ページ)で選択したコンポーネントの種類に応じて、タイプ ライブラリ、ActiveX コントロール、またはグローバル アセンブリ キャッシュ(GAC)に登録されている .NET アセンブリのリストを表示します。

メモ: [コンポーネントのインポート]ウィザードでは、32 ビット レジストリしか確認しません。そのため、64 ビット システムでの実行中に 64 ビット固有のタイプ ライブラリや ActiveX コントロールをインポートしたい場合には、TLIBIMP.EXE を直接使用する必要があります。



項目 説明

コンポーネント リスト

登録されているタイプ ライブラリ、ActiveX コントロール、またはグローバル アセンブリ キャッシュにある .NET アセンブリのリストを表示します。使用するコンポーネントを選択します。

拡大鏡アイコン[検索]

検索文字列を入力します。入力した検索文字列に一致する項目のみが自動的にリストに表示されます。[X]をクリックすると、検索文字列がクリアされます。

[追加]

これをクリックすると、新しいコンポーネントを探してリストに追加できます。[OLE コントロールの登録]ダイアログ ボックスまたは[.NET アセンブリの登録]ダイアログ ボックスのどちらかが表示されます。

[コンポーネント]ページ

[コンポーネント]ページでは、コンポーネントを IDE にインポートするために使用するパラメータを編集します。

項目 説明

[クラス名]

これから作成するクラス(1 つまたは複数)の名前が表示されます。

参照 をクリックすると、[クラス名]ダイアログ ボックスが開き、そこでクラスの名前を編集することができます。

[パレット ページ名]

[ツール パレット]にコンポーネントを表示するときのカテゴリを選択します。

[ユニット ディレクトリ名]

コンポーネントを含むユニットのディレクトリを入力します。または、参照([...])ボタンをクリックしてユニット ファイルがあるディレクトリに移動します。

[検索パス]

新しいコンポーネントへの検索パスを入力します。デフォルト値は、[オプション]ダイアログのライブラリ パスです(ライブラリ パスは、Delphi の場合[ライブラリ]ページ、C++ の場合[パスとディレクトリ]ページにあります)。[ユニット ディレクトリ名]フィールドに指定されるディレクトリは、検索パスに追加されます。無効なエントリは無視されます。

[コンポーネント ラッパーを生成する]

フォーム デザイナで使用できるようにするために、各 CoClass のインターフェイスをラップする IDE コンポーネント クラスを作成します。

[ユニットの作成]ページ

新しいユニットを作成するか、既存のパッケージに新しいコンポーネントをインストールするか、新しいパッケージにコンポーネントをインストールするかを指定します。プロジェクトを開いている場合は、現在のプロジェクトにコンポーネントを追加することも選択できます。

項目 説明

[ユニットの作成]

クリックすると、IDE は新しいユニットを作成します。[完了]をクリックしてコンポーネントをインストールし、ウィザードを閉じます。

[既存のパッケージへインストール]

クリックすると、既に存在するパッケージに新しいコンポーネントをインストールします。[次へ >]をクリックして、続けてウィザードの[既存のパッケージへ追加]ページに進みます。

[新規パッケージへインストール]

クリックすると、IDE は新しいパッケージを生成します。[次へ >]をクリックして、ウィザードの[新規パッケージ]ページに進みます。

[<マイプロジェクト> プロジェクトにユニットを追加]

クリックすると、指定されたプロジェクトに新しいコンポーネントをインストールします。[完了]をクリックしてコンポーネントをインストールし、ウィザードを閉じます。




[既存のパッケージへ追加]ページ

新しいコンポーネントをインストールする既存のパッケージを選択できます。

項目 説明

拡大鏡アイコン[検索]

検索文字列を入力します。入力した検索文字列に一致するパッケージのみが自動的にリストに表示されます。このページに表示されているレコードのすべてのフィールドに対して文字列を検索できます。また、このフィールドでレコード全体およびそのすべてのフィールドをコピーして貼り付けることもできます。[X]をクリックすると、検索文字列がクリアされます。

インストールされているパッケージのリスト

現在システムにインストールされているすべてのパッケージのリストからパッケージを選択します。各パッケージの[パッケージ名]、[説明]、および[ファイル名]が表示されます。

[参照]

[参照]をクリックしてリストにないパッケージを探します。

[完了]

[完了]をクリックしてコンポーネントをインストールし、ウィザードを閉じます。新しいコンポーネントがコード エディタに開きます。




[新規パッケージ]ページ

新しいコンポーネントを含めるためにウィザードによって作成される新規パッケージの名前を入力できます。

項目 説明

[パッケージ名]

新しいパッケージの名前を入力します。参照([...])ボタンをクリックして、新しいパッケージを保存するフォルダまで移動し、ファイル名を指定します。ファイル名のみを指定すると、パッケージはデフォルトのプロジェクト ディレクトリに作成されます。Delphi プロジェクトの場合は .dproj ファイルを指定し、C++ プロジェクトの場合は .cbproj ファイルを指定する必要があります。

[説明]

新しいパッケージの説明を入力します。

[完了]

[完了]をクリックしてコンポーネントをインストールし、ウィザードを閉じます。 新しいコンポーネントがコード エディタに開きます。

関連項目