[フォーマッタ]オプション

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ツール > オプション... > 言語 > フォーマッタ

[フォーマッタ]グループのオプション ページでは、ソース コード フォーマッタの動作をカスタマイズするためのフォーマッタ オプションを定義することができます。オプションを選択すると、そのオプションのヘルプがページ下部のペインに表示されます。

メモ: C++ コードの整形は clang-format を介して実行されます。これらのオプションは、 [ツール|オプション...|言語|C++|整形] にあります。

Delphi の整形オプション

Delphi ソース コード ファイルを整形するために、さまざまな整形オプションを使用します:

  • [Delphi]の各ページでは、次の拡張子の Delphi ソース コード ファイルに対して Delphi プロジェクトで使用されるオプションを設定できます (*.pas*.dpr*.dpk*.dpkw*.inc)。
[Delphi]には、[インデント][スペース][改行][大文字表記][整列]のページがあります。

インデント

インデント オプション 説明

継続インデント

式が複数行にわたって続く場合に継続行に追加されるインデントを定義します。 デフォルトは 2 です。

インデント位置の上限

フォーマッタが挿入できる、最大のインデント幅を定義します。デフォルトは 40 です。

アセンブラ セクションのインデント

True が設定された場合、アセンブラ セクションは通常のコードと同じようにインデントされます。デフォルトは True です。

begin および end キーワードのインデント

True が設定された場合、 begin キーワードと end キーワードがインデントされます。 デフォルトは False です。

begin と end で囲まれたブロックのインデント

True が設定された場合、begin と end 間のブロックの内容がインデントされます。デフォルトは True です。

case 文の内容のインデント

True が設定された場合、case ステートメント ブロック (case ラベルの後) の内容が case ラベルに対してインデントされます。デフォルトは True です。

case ラベルのインデント

True が設定された場合、case ラベルが case キーワードを基準にインデントされます。デフォルトは True です。

クラス定義本体のインデント

True が設定された場合、クラス定義本体のセクションに追加のインデントが挿入されます。最初のセクションより前のメンバは常にインデントされます。たとえば、次のようになります。 デフォルトは False です。

コメントのインデント

はい が設定された場合、コメントは通常のステートメントと同様にインデントされます。デフォルトは はい です。

コンパイラ指令のインデント

True が設定された場合、コンパイラ指令は通常のステートメントのようにインデントされます。デフォルトは False です。

case 文の else のインデント

True が設定された場合、case ステートメント内で else がさらにインデントされます。デフォルトは False です。

関数本体のインデント

True が設定された場合、関数や手続きの本体がさらにインデントされます。デフォルトは False です。

内部関数のインデント

True が設定された場合、内部関数/手続きのコードがメイン関数/手続きのコードを基準にインデントされます。デフォルトは False です。

interface セクション、implementation セクション、およびその他セクションのインデント

True が設定された場合、キーワード interface、implementation、initialization、finalization の後のセクション内容がインデントされます。デフォルトは False です。

ラベルのインデント

ラベルのインデントを次のように定義します。 デフォルトは、[1 段減らす]に設定されています。

ネストした角かっこと丸かっこのインデント

True が設定された場合、角かっこ [ ] および丸かっこ ( ) のネスト レベルが深くなるたびに、継続行に追加のインデントが挿入されます。デフォルトは False です。

スペース

スペースのオプション 説明

スペース競合の解消方法

競合する複数のオプションが適用される位置でのスペース設定を管理する方法を定義します。 デフォルトは スペース です。

代入演算子前後のスペース設定

代入演算子 ':=' の前後に挿入するスペースを定義します。 デフォルトは 前後 です。

二項演算子前後のスペース設定

下記の二項数値演算子の前後に挿入するスペースを次のように定義します。 デフォルトは 前後 です。

コロン前後のスペース設定

コロンの前後に挿入するスペースを次のように定義します。 デフォルトは、後ろのみ です。

書式内のコロン前後のスペース設定

書式パラメータでのコロンの前後に挿入するスペースを定義します。デフォルトは[なし]で、スペースは挿入しません。

コンマ前後のスペース設定

コロンの前後に挿入するスペースを次のように定義します。 デフォルトは、後ろのみ です。

セミコロン前後のスペース設定

セミコロンの前後に挿入するスペースを定義します。 デフォルトは、後ろのみ です。

単項前置演算子前後のスペース設定

下記の単項前置演算子の前後に挿入するスペースを定義します。 デフォルトは なし です。

// コメントのスペース設定

行コメントの '//' トークンの前後に挿入するスペースを次のように定義します。 デフォルトは 前後 です。

{ および (* コメントのスペース設定

True が設定された場合、コンパイラ指令は通常のステートメントのようにインデントされます。デフォルトは False です。

case 文の else のインデント

コメントの開始、終了かっこ、またはブロックの前後に挿入するスペースを定義します。デフォルトは、[内側と外側]です。

丸かっこ内のスペース設定

True が設定された場合、各左丸かっこ '(' の後と各右丸かっこ ')' の前にスペースが 1 つ挿入されます。デフォルトは False です。

角かっこ前後のスペース設定

True が設定された場合、各左角かっこ '(' の後と各右角かっこ ')' の前にスペースが 1 つ挿入されます。 デフォルトは False です。

ジェネリックスにおける山かっこの内側のスペース設定

ジェネリックスで型引数のリストを指定するのに使用される山かっこの内側にスペースが挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは False です。

関数での丸かっこ前のスペース

関数や手続きにおける丸かっこの前のスペースを次のように定義します。 デフォルトは、[いいえ]に設定されています。


改行

インデント オプション 説明

ユーザー入力の改行を保持

True に設定されている場合、ソース コードに存在する改行は維持されます。そうではなく False の場合、既存の改行は無視されます。デフォルトは False です。

begin キーワードの後で改行

各 'begin' キーワードの後に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは はい です。

ラベルの後で改行

ラベルの後に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは はい です。

改行文字

改行として挿入される文字を次のように定義します。

'else' と 'if' の間で改行

ネストした 'if' 文で 'else' と 'if' の間に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは False です。

制御文の begin キーワードの後で改行

条件文およびループ文の begin キーワードの後に改行を挿入するかどうかを定義します。デフォルトは はい です。

メソッド定義の begin キーワードの後で改行

メソッド定義の 'begin' キーワードの後に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは はい です。

セミコロンの後で改行

各セミコロンの後に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは True です。

uses キーワードの後で改行

uses、label、export、requires、contains の各キーワードの後に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 The default is As is.

制御文の begin キーワードの前で改行

条件文およびループ文の begin キーワードの前に改行を挿入するかどうかを定義します。 デフォルトは はい です。

制御文内の単一命令文の前で改行

条件文およびループ文の単一命令文の前に改行を挿入するかどうかを定義します。 デフォルトは はい です。

try-except ブロック内の単一命令文の前で改行

'try-except' ブロック内および 'try-finally' ブロック内の単一命令文の前に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは はい です。

then キーワードの前で改行

'if' 文の 'then' キーワードの位置を次のように定義します。 デフォルトは False です。

無名関数の代入時の改行

無名関数の代入時に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは False です。

無名関数利用時の改行

無名関数の使用時に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは True です。

配列の初期化での改行

配列の初期化での改行を次のように制御します。 デフォルトは はい です。

継承リストでの改行

継承リストにおける基底クラスやインターフェイスの位置を次のように定義します。 The default is No.

label 句、exports 句、requires 句、contains 句での改行

label 句、exports 句、requires 句、contains 句の各要素の前に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは いいえ です。

プロパティ宣言での改行

プロパティ宣言内で 'read'、'write'、'stored'、'default' の各キーワードの前に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは False です。

uses 句の中で改行

uses 句の中の各要素の前に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 The default is As is.

var セクションと const セクションの中で改行

var セクションおよび const セクションの各要素の前に改行が挿入されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは はい です。

隣接する空行の最大数

コード内でユーザーが入力する連続する空行の最大数を次のように定義します。 The default is 1.

関数の戻り値型の改行

関数宣言および関数定義での戻り値型の位置を次のように定義します。 The default is No.

コンパイラ指令前後の空行の数

コンパイラ指令前後の区切りとして使用される空行の数を定義します。 The default is 0.

セクション キーワード前後の空行の数

セクションの始まりを示す 'interface' や 'implementation' などのキーワードの前後に区切り記号として含める空行の数を定義します。 The default is 1.

implementation セクションで区切り記号として使用される空行の数

implementation セクションの区切りとして使用される空行の数を定義します。 デフォルトは 1 です。

interface セクションで区切り記号として使用される空行の数

interface セクションの区切りとして使用される空行の数を定義します。 デフォルトは 1 です。

サブセクション前の空行の数

'var'、'const'、'label', などのサブセクションの前に区切り記号として含める空行の数を定義します。 デフォルトは 1 です。

type キーワード前の空行の数

'type' キーワード前の区切りとして使用される空行の数を定義します。 デフォルトは 1 です。

可視性修飾子前の空行の数

可視性修飾子の前の区切りとして使用される空行の数を定義します。 The default is 0.

関数呼び出しでパラメータごとに改行

関数/手続き呼び出しでのパラメータ値の位置を次のように定義します。 The default is No.

関数定義でパラメータごとに改行

関数/手続き宣言および関数/手続き定義でのパラメータの位置を次のように定義します。 The default is No.

'end else begin' 内での改行の削除

'end else begin' 構文要素内で改行が削除されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは False です。

'end else if' 内での改行の削除

'end else if' 構文要素内で改行が削除されるかどうかを次のように定義します。 デフォルトは False です。

右マージン

コード行を分割する場合に使用する右マージンを定義します。 デフォルトは 80 です。

ソースのトリミング

ファイルの先頭と末尾から空白文字 (スペース、タブ、改行) の削除を制御します。デフォルトは True です。

大文字表記

インデント オプション 説明

コンパイラ指令の大文字表記

コンパイラ指令の大文字表記を定義します。 デフォルトは 大文字 です。

数値の大文字表記

16 進数や浮動小数点数で使用する英文字(接頭辞や接尾辞での文字も含む)を、大文字で表記するかどうかを定義します。 デフォルトは 大文字 です。

その他の単語の大文字表記

以下の分類に属さない単語を大文字表記にするかどうかを次のように定義します。 デフォルトは、最初の出現どおり です。

予約語と指令の大文字表記

予約語と指令の大文字表記を定義します。 デフォルトは、そのまま です。

整列

インデント オプション 説明

型名の前での「:」の整列

型名の前にあるコロンの位置を揃えるかどうかを以下のように定義します。 デフォルトは False です。

定数宣言での "=" の整列

定数初期化文の代入演算子の位置を揃えます。 デフォルトは False です。

初期化文での "=" の位置の整列

初期化での代入演算子の位置を揃えます。 デフォルトは False です。

型宣言での "=" の整列

型宣言での "=" の整列 デフォルトは False です。

代入演算子の整列

代入演算子の整列 デフォルトは False です。

行末コメントの整列

行末コメントの位置を揃えます。たとえば、次のようになります。 デフォルトは False です。

プロパティでのフィールドの整列

プロパティ宣言のフィールドとメソッドの位置を揃えます。たとえば、次のようになります。 デフォルトは False です。

型名の整列

var セクションとレコードでの型名の位置を揃えます。たとえば、次のようになります。 デフォルトは False です。

パラメータ型の整列

パラメータ型の整列 デフォルトは False です。

整列位置の上限

指定された位置より後には整列用のスペースを挿入しません。 デフォルトは 60 です。

非整列行の最大数

整列行ブロックの範囲内で許容される連続する非整列コード行の最大数です。 デフォルトは False です。

[プロファイルと状態]ページ

[プロファイルと状態]ページで行えるのは、フォーマッタ オプション セットの管理、ソース コード フォーマッタの有効化、および整形コマンドの実行前における[確認]メッセージ表示の有効化です。

フォーマッタ オプション セットの管理

ソース コード フォーマッタには、整形オプションのセットが事前にいくつか定義されています。[プロファイルの選択]でアクティブなセットを選択できます。選択したフォーマッタ プロファイル(構成ファイル)に格納されている整形オプションのセットが、現在のフォーマッタで使用されるオプション セットになります。

アクティブなオプション セットをカスタマイズし、[名前を付けて保存...]でフォーマッタ構成ファイルに保存することができます。 その後、[読み込み...]でオプション セット(構成ファイルに格納されたもの)を読み込むことができます。

フォーマッタの動作の管理

[フォーマッタの状態]グループの各オプションでは、次のようにフォーマッタの動作を定義することができます。

  • [フォーマッタを有効にする] -- このオプションをオンにするとフォーマッタが有効になります。 オフの場合は、ソース コード ファイルの整形に関するメニュー コマンドがすべて非表示になり、利用できなくなります。
  • [確認ダイアログを表示する] -- オンにすると、整形コマンドを実行しようとするたびに、[確認]ダイアログ メッセージが表示されます。

フォーマッタで使用される[エディタ設定]オプション

ソース コード フォーマッタでは、[オプション]ダイアログ ボックスの[ソース オプション]ページ([エディタ設定|ソース オプション])で定義された、[タブ文字の使用][インデント幅][タブ位置]のオプションを使用します。

  • Delphi 用にこれらのオプションを設定するには、[ソース ファイルの種類][Pascal]を選択します。
  • C++ 用にこれらのオプションを設定するには、[ソース ファイルの種類][C/C++]を選択します。


関連項目