Execute メソッドの使用

提供: RAD Studio
移動先: 案内検索

コマンド オブジェクトの使用 への移動


TADOCommand のコマンドを実行するには、その前に、このコンポーネントがデータ ストアに正常に接続されている必要があります。接続の確立は、ADO データセットの場合と同じです。詳細については、「ADO データセットのデータ ストアへの接続」を参照してください。

コマンドを実行するには、Execute メソッドを呼び出します。Execute メソッドはオーバーロード(多重定義)されているため、コマンドの最も適切な実行方法を選択できます。

パラメータの不要なコマンドの場合や、コマンドで処理されたレコードの数を知る必要がない場合は、次のように、パラメータなしで Execute を呼び出します。

with ADOCommand1 do begin
  CommandText := "UpdateInventory";
  CommandType := cmdStoredProc;
  Execute;
end;
ADOCommand1->CommandText = "UpdateInventory";
ADOCommand1->CommandType = cmdStoredProc;
ADOCommand1->Execute();

Execute には、この他に、バリアント配列を使ってパラメータ値を指定できるバージョンや、コマンドで処理されたレコードの数を取得できるバージョンもあります。

結果セットを返すコマンドの実行については、「コマンドによる結果セットの取得」を参照してください。

関連項目