リファクタリング操作をプレビューし適用する

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ほとんどのリファクタリング操作のプレビューを[リファクタリング]ペインで確認することができます。 一部のリファクタリングはすぐに実行され、プレビューを見ることはできません。 プレビューには、リファクタリング エンジンがリファクタリング操作をどう評価し、さまざまな種類の識別子やその他のリファクタリング対象にどう適用するかが表示されます。 プレビューはデフォルトの動作として設定されています。 リファクタリング操作をプレビューする場合、エンジンはバックグラウンド スレッドでリファクタリング情報を収集し、集まった情報をその都度書き込みます。

リファクタリング操作をすぐに適用する場合、操作はやはりバックグラウンド スレッドで行われますが、モーダル ダイアログが現れて UI での作業ができなくなります。 操作の情報収集段階でリファクタリング エンジンがエラーを検出すると、リファクタリング操作は適用されません。 エンジンがリファクタリング操作を適用するのは、情報収集段階でエラーが発生しなかった場合だけです。

名称変更操作をプレビューし適用するには:

  1. プロジェクトを開きます。
  2. コード エディタで識別子を右クリックしてコンテキスト メニューを表示します。
  3. [リファクタリング|名称変更 <識別子の種類> "<識別子の名前>"...]コンテキスト メニュー コマンドを選択します。 この[名称変更]コンテキスト メニュー コマンドはコンテキストに依存し、選択した識別子の実際の名前 <識別子の名前> とその種類 <識別子の種類>(メソッド、型、変数、フィールドなど)が表示されます。 このコマンドで[<識別子の種類> 名 "<識別子の名前>" を変更]ダイアログ ボックスが開きます。
  4. [新しい名前]テキスト ボックスに識別子の新しい名前を入力します。
  5. [リファクタリングの前に参照を表示]チェック ボックスをオンにします。
  6. [OK]をクリックします。 これにより[リファクタリング]ペインが開き、名称変更の対象になり得るすべての項目が階層構造で一覧表示されます。 そこからコード エディタ内での各項目にジャンプすることができます。
  7. [リファクタリング]ペインで[リファクタリングの適用]アイコンをクリックし、すべてのリファクタリング操作を適用します。

メモ: [リファクタリングの前に参照を表示]チェック ボックスがオフの場合には、[OK]をクリックするとすぐにリファクタリングが行われます。

メモ:ある項目をリファクタリング操作から除外したい場合には、[リファクタリング]ペインで項目を選択し、ツールバーの[リファクタリングの削除]アイコンをクリックします。

警告:リファクタリング エンジンがエラーを検出した場合、リファクタリングは適用されません。 エラーは[リファクタリング]ペインに表示されます。

[リファクタリング]ペインからリファクタリング対象にジャンプするには:

  1. [リファクタリング]ペインに表示されたノードを展開します。
  2. コード エディタに表示したいリファクタリング対象の識別子をクリックします。
  3. コード エディタで必要な変更を行います。

警告: コード エディタで項目を変更すると、リファクタリング操作はできなくなります。 リファクタリング作業の途中でファイルに変更を行った場合には、リファクタリングを適用し直す必要があります。

関連項目