[ライブラリ - 翻訳済み]

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Delphi のローカライズ済みライブラリ ディレクトリに対する柔軟な言語サポートを提供するため、RAD Studio では、LIB ディレクトリ下に言語固有のサブディレクトリが新たに導入されています。

このページを使用すると、すべての翻訳済みパッケージのディレクトリ、コンパイラ オプション、リンカ オプションを指定できます。

項目 説明

[選択されたプラットフォーム]

このページでの設定が適用されるターゲット プラットフォームを指定します。たとえば、OS X を選択した場合、パスとディレクトリが OS X プラットフォームに適用されます。

各フィールドに、それぞれのサポートされているターゲット プラットフォーム用の特定パスとディレクトリが事前に読み込まれます。現在のプロジェクトで有効なプラットフォームから選択できます。

[翻訳済みライブラリ パス]

翻訳済みパッケージのソース ファイルをコンパイラが検出できる検索パスを指定します。コンパイラは、英語版のリリース版ユニット ファイルを調べる前に、まず指定のパス内で翻訳済み .dcu(Win32)ファイルを探します。コンパイラは、ライブラリ パスに存在するファイルのみ検出できます。ライブラリ パスにないファイルを含んだパッケージをビルドしようとすると、コンパイラ エラーが発生します。

[翻訳済みデバッグ DCU パス]

デバッグに使用する Delphi コンパイル済みユニットのパスを指定します。このオプションを使用するには、 [プロジェクト|オプション...|Delphi コンパイラ|コンパイル]ページの[デバッグ]セクション[デバッグ版 DCU の使用][True]に設定する必要があります。このオプションが[True]に設定されていて、パスが指定されている場合、コンパイラは、英語版のデバッグ版ユニット ファイル内を調べる前に、まず指定のパス内で翻訳済み .dcu(Win32)ファイルを探します。

[翻訳済みリソース パス]

翻訳済みリソース ファイルをコンパイラが検出できる検索パスを指定します。このパスが指定されている場合、コンパイラは、英語版のリソース ファイル内を調べる前に、まず指定のパス内で翻訳済みの .res ファイルや .dfm ファイルを探します。


ヒント: 編集ボックスに複数の値を列挙する場合は、それぞれの値をセミコロンで区切ります。あるいは、各編集ボックスの横にある参照([...])ボタンをクリックして、それぞれに適したダイアログ ボックスを通じて複数の値を追加します。編集ボックスでオペレーティング システムの環境変数を指定する場合は、$(VariableName) という構文を使用します。


各フィールドはレジストリ エントリに関連付けられており、それぞれにデフォルト値があります。デフォルト値はインストール時にレジストリ内に設定されます。

デフォルト値 レジストリ

[翻訳済みライブラリ パス]

$(BDSLIB)\$(Platform)\Release\$(LANGDIR)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\18.0\Library\Win32\Translate Library Path

[翻訳済みデバッグ DCU パス]

$(BDSLIB)\$(Platform)\Debug\$(LANGDIR)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\18.0\Library\Win32\Translated Debug Library Path

[翻訳済みリソース パス]

$(BDSLIB)\$(Platform)\Release\$(LANGDIR)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\18.0\Library\Win32\Translated Resource Path

関連項目