ActiveX コントロールのインターフェイスのカスタマイズ

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タイプ ライブラリを編集することにより、ActiveX コントロールのプロパティ、メソッド、イベントの追加、編集、削除を行うことができます。 タイプ ライブラリ エディタの使用方法については、「タイプ ライブラリ エディタの使用」を参照してください。 なお、イベントを追加するときは、ActiveX コントロールのデフォルト インターフェイスではなく、イベント インターフェイスに追加してください。

メモ: published 以外の可視性を持つプロパティを ActiveX コントロールのインターフェイスに追加することができます。このようなプロパティは実行時に設定でき、開発環境にも表示されますが、加えられた変更内容は保持されません。つまり、設計時にコントロールのユーザーがプロパティの値を変更しても、その変更はコントロールの実行時には反映されません。ソースが VCL オブジェクトで、プロパティの可視性がまだ published でない場合は、その VCL オブジェクトの下位オブジェクトを作成し、その中でプロパティを published に設定することにより、プロパティを永続化することができます。

VCL コントロールのプロパティ、メソッド、イベントをすべてホスト アプリケーションに公開しないようにすることもできます。タイプ ライブラリ エディタを使用すれば、ウィザードで生成されたインターフェイスからこれらを削除できます。タイプ ライブラリ エディタを使ってインターフェイスからプロパティやメソッドを削除しても、それらは、対応する実装クラスからは削除されません。タイプ ライブラリ エディタでインターフェイスを変更してからこれらを削除するには、実装ユニット内の ActiveX ラッパー クラスを編集します。

警告: 元の VCL コントロールまたは VCL フォームから ActiveX コントロールを再生成する場合、タイプ ライブラリに対して行った変更はすべて失われます。

ヒント: ActiveX ラッパー クラスにウィザードで追加されるメソッドを確認することをお勧めします。そうすれば、オートメーション互換でなかったデータ対応プロパティまたはメソッドがどこでウィザードにより省略されたかがわかるだけでなく、ウィザードで実装を生成できなかったメソッドを検出することもできます。そのようなメソッドは、実装の部分に、問題を指摘するコメントが記載されています。

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関連項目