BDE ベースのキャッシュ アップデートを有効にする

提供: RAD Studio
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BDE を使用した更新情報のキャッシュ:インデックス への移動

メモ: ボーランド データベース エンジン(BDE)は推奨されなくなったので、今後は機能強化されません。たとえば、BDE では Unicode はサポートされません。BDE を使用して新規に開発を始めないでください。既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。

キャッシュアップデートに BDE を使用するには、BDE 対応データセットがキャッシュアップデートを実行することを、そのデータセットで示す必要があります。この処理は、CachedUpdates プロパティを True に設定することで実行します。キャッシュアップデートを使用可能にすると、すべてのレコードのコピーがローカルメモリにキャッシュされます。ユーザーはデータのこのローカルコピーを表示し、編集します。変更、挿入、削除もメモリにキャッシュされます。この編集内容は、アプリケーションによってデータベースサーバーに適用されるまで、メモリ内に蓄積されます。変更したレコードがデータベースに正しく適用されると、これらの変更のレコードがキャッシュから解放されます。

データセットに変更内容をキャッシュする処理は、CachedUpdatesFalse に設定するまで続きます。キャッシュしていた変更内容を適用しても、その時点での変更内容がデータベースに書き込まれメモリからクリアされるだけで、キャッシュアップデートの処理はその後も続けられます。CancelUpdates を呼び出して変更を取り消すと、その時点でキャッシュ内にある変更内容はすべて削除されますが、その後の変更内容は引き続きデータセットによってキャッシュされます。

メモ:  CachedUpdatesFalse に設定してキャッシュアップデートを使用不可にすると、まだ適用していない保留中の変更は破棄され、通知も発行されません。変更内容が消失してしまうことを防ぐには、キャッシュアップデートを使用不可にする前に UpdatesPending プロパティを検査します。

関連項目