DLL である Web アプリケーションのデバッグ

提供: RAD Studio
移動先: 案内検索

サーバー アプリケーションのデバッグ:インデックス への移動

ISAPI アプリケーション,NSAPI アプリケーション,および Apache アプリケーションは,実際にはエントリポイントが定義済みの DLL です。Web サーバーは,これらのエントリポイントを呼び出して,リクエストメッセージをアプリケーションに渡します。これらのアプリケーションは DLL なので,サーバーを起動するアプリケーションの実行パラメータを設定することでデバッグできます。

アプリケーションの実行時引数を設定するには,[実行 > 実行時引数]を選択し,[ホストアプリケーション]と[実行時の引数]を設定して,Web サーバー用の実行形式ファイルの指定,およびこれを起動するときに必要な引数を指定します。Web サーバー上でのこれらの値の詳細は,Web サーバーベンダーが提供するマニュアルを参照してください。

メモ:  Web サーバーによっては,この方法でホストアプリケーションを起動する権限を得るにはさらに変更が必要な場合があります。詳細については,お使いの Web サーバーのベンダーにお問い合わせください。

ヒント:  Windows 2000 と IIS 5 を使用する場合,適切に権限を設定するための変更の詳細は,次の Web サイトで説明されています。

http://edn.embarcadero.com/article/23024

[ホストアプリケーション]と[実行時の引数]を設定したら,ブレークポイントを設定できます。そうすれば,サーバーがリクエストメッセージを DLL に渡したときに,ブレークポイントの 1 つに達し,通常どおりにデバッグできるようになります。

メモ:  アプリケーションの実行時引数を使って Web サーバーを起動するときは,そのサーバーがまだ実行されていないことを確認してください。

DLL のデバッグに必要なユーザー権利

Windows で DLL をデバッグするためには,適切なユーザー権利を持っていなければなりません。

これらの権利を取得するには

  1. コントロールパネルの[管理ツール]で,[ローカルセキュリティポリシー]をクリックします。[ローカルポリシー]を展開し,[ユーザー権利の割り当て]をダブルクリックします。右側のパネルでオペレーティングシステムの一部として[機能]をダブルクリックします。
  2. [追加]を選択してユーザーをリストに追加します。現在のユーザーを追加します。
  3. 変更内容を有効にするために再起動します。

関連項目