dbExpress でのデータベース サーバーへの接続

提供: RAD Studio
移動先: 案内検索

dbExpress コンポーネントの使い方:インデックス への移動

dbExpress データセットを使用する場合は,最初にデータベースサーバーに接続する必要があります。 設計時には,データセットのデータベースサーバーへの接続がアクティブになると,オブジェクトインスペクタはほかのプロパティ値のドロップダウンリストを提供できるようになります。たとえばストアドプロシージャを表示する場合,接続をアクティブにしないと,オブジェクトインスペクタはサーバーで利用可能なストアドプロシージャをリスト表示できません。

データベースサーバーへの接続コンポーネントは,別個の SQLExpr.TSQLConnection コンポーネントで表されます。TSQLConnection の扱いは,ほかのデータベース接続コンポーネントの場合と同じです。

TSQLConnection を使って単方向データセットをデータベースサーバーに接続するには,SQLConnection プロパティを設定します。設計時には,オブジェクトインスペクタのドロップダウンリストから SQL 接続コンポーネントを選択できます。実行時に指定する場合,接続がアクティブになったことを確認してください。

SQLDataSet1.SQLConnection := SQLConnection1;
SQLConnection1.Connected := True;
SQLDataSet1->SQLConnection = SQLConnection1;
SQLConnection1->Connected = true;

処理するデータが 1 つのデータベースサーバー上にある場合は,通常,アプリケーション内のすべての単方向データセットで 1 つの接続コンポーネントを共用します。ただし,サーバーの制約によって 1 つの接続で複数の文が許されない場合,データセットごとに異なる接続を使用する必要があるかもしれません。そのデータベースサーバーでデータセットごとに異なる接続が必要かどうかは,MaxStmtsPerConn プロパティを読み出して確認してください。1 つの接続を通じて実行できる文の数がサーバーで制限されている場合,TSQLConnection は必要に応じてデフォルトで接続を生成します。使用する接続を厳密に追跡する場合は,AutoClone プロパティを False に設定してください。

SQLConnection プロパティを設定するには,その前に TSQLConnection コンポーネントを設定して,データベースサーバーと必要な接続パラメータ(サーバー上のデータベース,サーバーを実行しているコンピュータのホスト名,ユーザー名,パスワードなど)を特定する必要があります。

関連項目