XLINK.EXE - OS X リンカ

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XLINK.EXE は、XLINK(OS X 用 C++ リンカ)のコマンドライン インターフェイスです。

コマンドライン ヘルプ

C:\>xlink
Turbo Incremental Link 1.00 Copyright (c) 1997-2011 Embarcadero Technologies, Inc.
Syntax: ILINK objfiles, exefile, mapfile, libfiles, deffile, resfiles
@xxxx indicates use response file xxxx
General Options:                       -Af:nnnn Specify file alignment
 -C       Clear state before linking   -Ao:nnnn Specify object alignment
 -wxxx    Warning control              -ax      Specify application type
 -Enn     Max number of errors         -b:xxxx  Specify image base addr
 -r       Verbose linking              -Txx     Specify output file type
 -q       Suppress banner              -H:xxxx  Specify heap reserve size
 -c       Case sensitive linking       -Hc:xxxx Specify heap commit size
 -v       Full debug information       -S:xxxx  Specify stack reserve size
 -Gn      No state files               -Sc:xxxx Specify stack commit size
 -Gi      Generate import library      -Vd.d    Specify Windows version
 -GD      Generate .DRC file           -Dstring Set image description
Map File Control:                      -Vd.d    Specify subsystem version
 -M       Map with mangled names       -Ud.d    Specify image user version
 -m       Map file with publics        -GC      Specify image comment str
 -s       Detailed segment map         -GF      Set image flags
 -x       No map                       -Gl      Static package
Paths:                                 -Gpd     Design time only package
 -I       Intermediate output dir      -Gpr     Runtime only package
 -L       Specify library search paths -GS      Set section flags
 -j       Specify object search paths  -Gt      Fast TLS
Image Control:                         -Gz      Do image checksum
 -d       Delay load a .DLL            -Rr      Replace resources


出力生成

-Txx オプション ファミリは、出力生成を制御するために使用します。

オプション コマンド

-Tmd

Mach dylib を生成します。

-Tme

Mach 実行可能ファイルを生成します。

-Tmp

Mach パッケージを生成します。

ライブラリ指定

XLINK ライブラリの検索パスは、以下のオプションで制御します。

オプション        説明

-Fr

論理ルート ディレクトリ($(SYSROOT))を指定します。このオプションは一度だけ指定しなければなりません (BCCOSX では、--sysroot オプションを使用します)。

-Fp

リモート ライブラリのパスを指定します。-Fp で指定したパスの先頭には $(SYSROOT) が付加されて、その結果がライブラリ パスに追加されます。RAD Studio プロジェクトでは、リモート ライブラリは[SDK マネージャ]パネルで指定します(SDK のリモート パスを編集する必要があります)。このオプションは、複数回指定できます。このオプションを使用する場合は、-Fr オプションを先に指定しなければなりません。

-L

ローカル ライブラリの検索パスを指定します。

-L オプションと -Fp オプションは任意の順番で指定できます。

フレームワーク指定

-Ff オプションを使用して、特定のフレームワークをリンクします。

オプション 説明

-Ff

指定したフレームワークをリンクするように XLINK に指示します。たとえば、Carbon フレームワークをリンクするには、-FfCarbon と指定します。

--framework(BCCOSX のオプション)

指定したフレームワークをリンクするように BCCOSX に指示します。この方法で指定されたフレームワーク名は、-Ff オプションを使用して XLINK にリダイレクトされます。

RAD Studio プロジェクトでは、フレームワークは[SDK マネージャ]パネルで指定します(SDK のリモート パスを編集します)。

実行可能ファイルのヘッダーのパラメータ

OS X のダイナミック ライブラリには、それに対応するインストール名ld 名)があります。これは .dylib ファイルに埋め込まれた文字列で、.dylib ファイルのパスを表します。たとえば、CoreServicesインストール名は、/System/Library/Frameworks/CoreServices.framework/Versions/A/CoreServices です。CoreServices に依存する OS X の実行可能ファイルやダイナミック ライブラリをビルドする場合、XLINK は CoreServicesインストール名情報を含むレコードをバイナリ イメージに挿入します。

OS X のバイナリ イメージには、読み込み時のパラメータを含むヘッダーが含まれています。これらのパラメータの中には、リンク時には不明のダイナミック ライブラリのパスを含むものもあります。このようなパスにはパッチを適用できます。ただし、リンカがイメージ ヘッダー内に十分なスペースを確保していないと、問題の原因になります。確保する追加バイト数を指定するには、-Gr オプションを使用します。

トピック

関連項目