コンポーネントの配置と命名
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非ビジュアル コンポーネントをデータ モジュールに配置する方法は、ビジュアル コンポーネントをフォームに配置する場合とちょうど同じです。[ツール パレット]の適切なカテゴリで目的とするコンポーネントをクリックしたあと、コンポーネントを配置するデータ モジュール内をクリックします。グリッドなどのビジュアル コントロールは、データ モジュールに配置できません。配置しようとすると、エラー メッセージが表示されます。
使いやすくするため、データ モジュール内ではコンポーネントは名前も一緒に表示されます。コンポーネントを初めて配置するとき、コンポーネントの種類を識別する汎用名がモジュールによって割り当てられ、その後ろに 1 が付けられます。たとえば、TDataSource コンポーネントの名前は DataSource1 になります。これにより、操作の対象となるプロパティやメソッドを持つ特定のコンポーネントを選択しやすくなります。
それでも、種類や使用目的を反映した別の名前をコンポーネントに付けた方がよい場合もあります。
データ モジュール内のコンポーネントの名前を変更するには:
- コンポーネントを選択します。
- [オブジェクト インスペクタ]で、コンポーネントの[Name]プロパティを編集します。
[オブジェクト インスペクタ]で[Name]プロパティ以外のところにフォーカスが移ると、データ モジュール内のコンポーネント アイコンの下にコンポーネントの新しい名前が表示されます。
たとえば、データベース アプリケーションで CUSTOMER テーブルを使用するとしましょう。このテーブルにアクセスするには、データ アクセス コンポーネントが少なくとも 2 つ必要です。つまり、データ ソース コンポーネント(TDataSource)とテーブル コンポーネント(TClientDataSet)です。これらのコンポーネントを初めてデータ モジュールに配置したときは、DataSource1 および ClientDataSet1 というコンポーネント名がモジュールから割り当てられます。コンポーネントの種類とアクセス先のデータベース CUSTOMER をコンポーネント名に反映させるには、これらの名前を CustomerSource および CustomerTable などに変更するとよいでしょう。