サイレント ビデオ クリップの追加の例
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アプリケーションの起動時に表示される最初の画面に、アニメーション ロゴを表示させる場合を考え見ましょう。ロゴの表示が終了すると同時に、画面も消します。
この例を実行するには、まず新規プロジェクトを作成して Unit1.pas ファイルを Frmlogo として保存し、Project1.dpr ファイルを Logo.dpr として保存します。 その後:
- ツール パレットの[Win32]カテゴリで[TAnimate]のアイコンをダブルクリックします。
- オブジェクト インスペクタを使用して、その Name プロパティを Logo1 に設定します。
- [FileName]プロパティを選択し、参照([...])ボタンをクリックし、AVI ファイルを探して選択します。 そして、[Open AVI] ダイアログで [Open] をクックします。これにより、AVI ファイルがメモリに読み込まれます。
- アニメーション コントロール ボックスをクリックし、フォームの右上端にドラッグすることで、フォームに配置します。
- Repetitions プロパティを 5 に設定します。
- フォームをクリックしてフォーカスを当て、その Name プロパティを LogoForm1 に、Caption プロパティを Logo Window に設定します。ここで、フォームの高さを、その上に乗っているアニメーション コントロールの右中央まで低くします。
- OnActivate イベントの値フィールドをダブルクリックし、次のコードを記述して、実行時にフォームにフォーカスがあたると、AVI が実行されるようにします:
Logo1.Active := True;
Logo1->Active = true;
- ツール パレットの[Standard ]カテゴリで[Label ]アイコンをダブルクリックします。 Caption プロパティを選択し、Welcome to Cool Images 4.0 と入力します。ここで、Font プロパティを選択し、参照([...])ボタンをクリックし、"Font Style: Bold, Size: 18, Color: Navy"を、Font ダイアログで選択し、[OK]をクリックします。ラベル コントロールをクリックして、フォームの中央にドラッグします。
- アニメーション コントロールをクリックして、そこにフォーカスを戻します。OnStop イベントをダブルクリックし、AVI ファイルが停止した際に、フォームを閉じる次のコードを記述します:
LogoForm1.Close;
LogoForm1->Close();
- [実行|実行]を選択して、アニメーションされるロゴのウィンドウを実行します。
メモ: Windows 7 を使用している場合は、CommonAVI(Vcl.ComCtrls.TAnimateParams.CommonAVI など)が正常に動作するよう、
uses
句に ShellAnimations を追加する(Delphi の場合)か、#include
で ShellAnimations をインクルードする(C++ の場合)必要があります。 この追加で、Windows XP の場合と似た AVI リソースがリンクされます。