サポートされている UML 仕様

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オブジェクト マネジメント グループ(OMG)の統一モデリング言語(UML)は、分散オブジェクト システムの成果物の視覚化、仕様記述、構築、および文書化を目的としたグラフィカルな言語です。

RAD Studio のモデリング機能では、ソフトウェア システムのモデル(構造や設計など)の仕様記述、視覚化、文書化を支援するために UML の使用をサポートしています。

UML のセマンティクスと表記法の詳細は、UML ドキュメントを参照してください。『UML <バージョン> Superstructure』ドキュメントでは、UML に必要なユーザー レベルの構文要素を定義しています。また、これを補完する『UML <バージョン> Infrastructure』ドキュメントでは、UML に必要な基本の言語構文要素を定義しています。これら 2 つの相補的な仕様で、UML モデリング言語の仕様全体が構成されます。http://www.uml.org/を参照してください。

UML 1.5 と UML 2.0

サポートされている UML のバージョンは、モデリング プロジェクトの種類(デザイン プロジェクトまたは実装プロジェクト)によって異なります。

  • 実装プロジェクトの場合、モデリング機能では UML 1.5 だけをサポートしています。
  • デザイン プロジェクトの場合、モデリング機能では UML 1.5UML 2.0 の両方をサポートしています。
使用できるダイアグラムの種類は、プロジェクトで UML 1.5 と UML 2.0 のどちらを使用しているかによって異なります。詳細は、「UML 1.5 のダイアグラム」および「UML 2.0 のダイアグラム」を参照してください。
UML のバージョンは、プロジェクトの作成時に選択します。後でバージョンを変更することはできません。「モデリング プロジェクトを新規作成する」を参照してください。

カラー UML

カラー UML は、カラー モデリング手法をサポートするオプション プロファイルです (「カラー UML プロファイルを使用する」を参照)。

カラー モデリング手法を使用すると、分析時に、特定のクラスのグループをそれぞれに色分けして表示することができます。モデリング機能では、カラー モデリング用に、RoleMoment-intervalMi-detailPartyPlaceThingDescription という 7 つのステレオタイプが用意されています。これらのステレオタイプごとに特定の色を選択して、モデルを一目で理解できるようにすることができます。なお、その他のステレオタイプには、色は関連付けられていません (「ダイアグラムの表示オプション」の「[カラー UML]オプション」節を参照)。

Java エンタープライズ・コンポーネント: カラー UML による Java モデリング』(CoadLefebvreDe Luca 共著)も参照してください。

関連項目