マスタ/詳細関係の作成

提供: RAD Studio
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テーブル タイプのデータセットは、マスタ/詳細関係にリンクできます。マスタ/詳細関係を設定すると、一方のデータセット(詳細)の全レコードがもう一方のデータセット(マスタ)の現在の単一レコードに常に対応するように 2 つのデータセットがリンクされます。

テーブル タイプのデータセットは、非常に異なる以下の 2 つのやり方でマスタ/詳細関係をサポートしています。

  • すべてのテーブル タイプ データセットは、カーソルをリンクすることで、別のデータセットの詳細として機能することができます。この方法については、「別のデータセットの詳細としてのテーブルの設定」で説明しています。
  • TTableTSQLTable、およびすべてのクライアント データセットは、ネストした詳細テーブルを使用するマスタ/詳細関係において、マスタの役割を果たすことができます。この方法については、「ネストした詳細テーブルを使用する」で説明しています。

これらの各アプローチには、それぞれ他とは異なる利点があります。カーソルをリンクすると、マスタ テーブルがどのような種類のデータセットでも、マスタ/詳細関係を作成できます。ネストした詳細では、詳細テーブルの役割を果たすことができるデータセットの種類は限られますが、データの表示方法については、より多くの選択肢があります。マスタがクライアント データセットの場合、ネストした詳細は、キャッシュされた更新を適用するためのより堅牢なメカニズムを提供します。

メモ: サポート可能なマスタ/詳細関係の数は多くとも 64 個です。たとえば、マスタ/詳細関係にある TSQLTable コンポーネントが TClientDataSet に 65 個以上含まれている場合は、"操作は適用できません。" などのエラー メッセージが表示されるおそれがあります。

関連項目