ラベル

提供: RAD Studio
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ラベルは、テキストを表示します。通常は他のコントロールの隣に置きます。

コンポーネント: ユーザーに次のことを期待する際:

Vcl.StdCtrls.TLabel

非ウィンドウ コントロールにテキストを表示する

Vcl.StdCtrls.TStaticText

ウィンドウ コントロールにテキストを表示する



編集ボックスなどのコンポーネントを識別したり注釈を付ける場合や、フォームにテキストを表示する場合に、フォームにラベルを配置します。 標準のラベル コンポーネント[TLabel]は非ウィンドウ コントロールなので、フォーカスを当てることができません。ウィンドウ ハンドルを持つラベルを作成するには、[TLabel]ではなく[TStaticText]を使います。

ラベルの主なプロパティは次のとおりです。

  • [Caption]: ラベルのテキスト文字列を保持します。
  • [Font][Color]などのプロパティ: ラベルの外観を表します。 各ラベルに設定できる書体、サイズ、色はそれぞれ 1 つだけです。
  • [FocusControl]: ラベルをフォーム上の別のコントロールとリンクします。 [Caption]にアクセラレータ キーが含まれている場合には、ユーザーがアクセラレータ キーを押すと[FocusControl]で指定したコントロールにフォーカスが移ります。
  • [ShowAccelChar]: 下線を付けたアクセラレータ文字をラベルに表示できるかどうかを示します。 [ShowAccelChar][True]にすると、&(アンパサンド)の後の文字に下線が表示され、有効なアクセラレータ文字になります。
  • [Transparent]: ラベルの下の項目(グラフィックなど)が隠れないように表示するかどうかを示します。

メモ: TLabelColor は、TLabel.Transparent を false に設定しない限り、常に背景色となります。

通常、ラベルは読み取り専用の静的テキストとして表示されるので、アプリケーションのユーザーはラベルを変更できません。 アプリケーションの実行時にラベルのテキストを変更するには、[Caption]プロパティに別の値を割り当てます。 ユーザーがスクロールし、編集できるテキスト オブジェクトをフォームに追加するには、[TEdit]を使用します。

関連項目