入力マスクエディタ

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入力マスクエディタは特定の形式にユーザーを拘束して有効な文字だけを受け入れる編集ボックスを定義するために使用します。たとえば,電話番号用のデータ入力フィールドに数値入力だけを受け入れる編集ボックスを定義できます。この編集ボックスにユーザーが文字を入力しようとしても,アプリケーションはその文字を受け入れません。

入力マスクエディタを使用すると,MaskEdit コンポーネントの Vcl.Mask.TCustomMaskEdit.EditMask プロパティを編集できます。

入力マスクエディタを開く

入力マスクエディタを開くには

  1. フォーム上に TMaskEdit コンポーネントを配置します。
  2. そのコンポーネントを選択した状態で下記のいずれかを実行します。
    • EditMask プロパティの値列で省略記号ボタンをクリックします。
    • EditMask プロパティの値列をダブルクリックする

入力マスク

編集ボックス用のマスクを定義します。特殊文字を使ってマスクを指定できます。それらの文字のリストについては, TEditMask データタイプを参照してください。

マスクはセミコロンで区切った 3 つのフィールドで構成されます。次にその 3 つのフィールドを示します。

  • マスク本体。定義済みのマスクを使用するか,独自に作成できる
  • マスクのリテラル文字をデータの一部として保存するかどうかを決める文字
  • マスク内で空白を表すために使用する文字

空白文字の指定

マスク内で空白として使用する文字を指定します。マスク内の空白はユーザーの入力を必要とする領域です。

この編集ボックスは EditMask プロパティの 3 番めの項目を変更します。

文字列として保存

チェックマークを付けると,編集マスク内のリテラル文字がデータの一部として格納されます。このオプションは,MaskEdit コンポーネントの Text プロパティにのみ影響します。EditText プロパティを使ってデータを保存すると,リテラル文字も常に保存されます。

このチェックボックスは EditMask プロパティの 2 番めの項目を切り替えます。

テスト

[テスト]はマスクを照合するために使用します。この編集ボックスには編集マスクがフォーム上に表示されるとおりに表示されます。

マスク例

MaskEdit コンポーネントの中で使用する定義済みマスクを選択します。このリストからマスクを選択すると,その定義済みマスクが[入力マスク]編集ボックスの中に入り,[テスト]編集ボックスにサンプルが表示されます。自分の国に合ったマスクを表示する場合は[マスク]ボタンを選択します。

[マスク]ボタン

[マスク]を選択すると[マスクファイルを開く]ダイアログボックスが表示され,[例]リストボックスに表示されているサンプルマスクが入ったファイルを選択できます。

関連項目