更新コンポーネントの SQL 文の作成

提供: RAD Studio
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BDE を使用した更新情報のキャッシュ:インデックス への移動

メモ: ボーランド データベース エンジン(BDE)は推奨されなくなったので、今後は機能強化されません。たとえば、BDE では Unicode はサポートされません。BDE を使用して新規に開発を始めないでください。既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。

関連付けられたデータセット内のレコードを更新するために、アップデートオブジェクトは 3 つの SQL 文のいずれかを使用します。アップデートオブジェクトでは 1 つのテーブルしか更新できないため、オブジェクトの更新文はそれぞれが同じベーステーブルを参照していなければなりません。

この 3 つの SQL 文は、更新のためにキャッシュに入れられたレコードを削除、挿入、および変更します。これらの文は、アップデートオブジェクトの DeleteSQLInsertSQL、または ModifySQL の各プロパティに設定する必要があります。これらの値は、設計時に設定することも、実行時に設定することもできます。たとえば次のコードは、実行時に DeleteSQL プロパティの値を指定します。

with UpdateSQL1.DeleteSQL do begin
  Clear;
  Add('DELETE FROM Inventory I');
  Add('WHERE (I.ItemNo = :OLD_ItemNo)');
end;
UpdateSQL->DeleteSQL->Clear();
UpdateSQL->DeleteSQL->Add("DELETE FROM Inventory I");
UpdateSQL->DeleteSQL->Add("WHERE (I.ItemNo = :OLD_ItemNo)");

設計時には、SQL 更新エディタを利用して、更新を適用するための SQL 文を作成できます。

データセットの元の項目値と変更された項目値を参照するパラメータがある場合、アップデートオブジェクトではパラメータが自動的にバインドされます。したがって SQL 文を作成するときには、通常は一定の形式の名前を使ってパラメータを記述します。

関連項目