監視式を追加する
操作手順：デバッガを使用する への移動
監視式を追加すると、コードをステップ実行またはトレース実行しながら、プログラムの変数や式の値を追跡できます。 プログラムの実行を停止する度に、デバッガが［監視式一覧］ウィンドウのアクティブなタブ（アクティブな監視式グループ）に表示されている項目をすべて評価し、値を更新します。
監視式は、グループにまとめることができます。監視式グループを追加すると、［監視式一覧］ウィンドウに新しいタブが追加され、グループに関連するすべての監視式がそのタブに表示されます。グループのタブが表示されている場合、デバッグ中に評価されるのは、そのグループの監視式だけです。監視式をグループ化すると、スコープ外の監視式によってステップ実行が遅くなるのを、回避することもできます。
監視式を追加するには：
- ［実行｜監視式の追加...］ をクリックして、［監視式のプロパティ］ダイアログ ボックスを表示します。
- ［監視する式］フィールドに、監視する式を入力します。式とは、定数、変数、およびデータ構造に含まれる値を、言語の各種演算子と組み合わせて構成したものです。代入演算子の右辺に使用できるもののほとんどは、デバッグ中に式として使用できますが、現在の実行ポイントからアクセスできない変数は使用できません。
- ［グループ名］フィールドに名前を入力して監視式を新しいグループに作成したり、定義済みのグループの一覧からグループ名を選択することもできます。
- 必要に応じて他のオプションを指定します（各オプションの説明を表示するには、［監視式のプロパティ］ダイアログの［ヘルプ］をクリックします）。たとえば、［副作用と関数呼び出しを許可］オプションをオンにすると、監視式を評価するのに関数呼び出しが必要になる場合にも、デバッガに監視式を評価させることができます。
- ［OK］をクリックします。監視式が［監視式一覧］ウィンドウに追加されます。
セッションを越えて監視式を維持するには：
［自動保存の設定］セクションの［プロジェクト デスクトップ］オプションをオンにすると、プロジェクトで設定した監視式やブレークポイントを、セッションを越えて維持できます。
- セッションを越えて維持したい監視式（またはブレークポイント）を設定します。
- ［ツール｜オプション...｜環境オプション］を選択します。
- ［自動保存の設定］セクションの［プロジェクト デスクトップ］をオンにします。本製品を終了させたりプロジェクトを閉じるときに、デスクトップ設定が .dsk ファイルに保存されます。プロジェクトを再開すると、本製品がこの .dsk ファイルを読み取り、保存してあったデスクトップ、ブレークポイント、監視式を復元して、各ファイルを開きます。
プロジェクトで維持するために保存していたブレークポイントのセット（または、［自動保存の設定］セクションの［プロジェクト デスクトップ］オプションで制御していたその他の項目）が不要になった場合は、.dsk ファイルを削除する必要があります。