関数呼び出しで得られるプロパティ値を[デバッグ インスペクタ]に表示する
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[デバッグ インスペクタ] では、すべてのプロパティの値が自動的に報告されるわけではありません。これは、あるプロパティを評価するために呼び出された関数に、デバッグ中のプログラムの動作に影響を及ぼすおそれのある副作用がある場合が考えられるからです。たとえば、オブジェクトのインスタンスが完全に生成される前やオブジェクトの関連ウィンドウが作成される前に特定のプロパティを評価する場合、呼び出される関数のなかには、ウィンドウを作成しようとするものがあります。プログラムが実際にウィンドウを作成すると、アプリケーションは例外を発生させる可能性があります。
そのため、メンバ関数を取得アクセサとするプロパティについては、[デバッグ インスペクタ]には、取得アクセサと設定アクセサ(プロパティに設定アクセサがある場合)の名前のみ表示されます。
プロパティの値を参照するには:
- 取得アクセサの右端に表示される ボタンをクリックします。(1 ステップ実行した後やブレークポイントなどで)処理が停止するたびに、デバッガはプロパティの値を再計算し続けます。
- をもう一度クリックすると、デバッガはプロパティ値の再計算をやめ、処理が停止するたびにプロパティの値として再び取得アクセサを表示します。