フレームワークとライブラリ

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フレームワークとは、自分のニーズに合わせてカスタマイズしたり拡張できるソフトウェアです。
ライブラリとはサブルーチンやクラスなどの実装を集めたもので、これを再利用してソフトウェアを開発することができます。

RAD Studio では、アプリケーションの構築に使用できるフレームワークやライブラリを複数用意しています。リファレンス ドキュメントは、API リファレンスを参照してください。

アプリケーション フレームワーク

アプリケーション フレームワークとは、アプリケーションの作成に使用できるフレームワークです。

1 つのアプリケーションで使用できるアプリケーション フレームワークは 1 つだけです。複数のアプリケーション フレームワークを使用して 1 つのアプリケーションを構築することはできません。アプリケーションの開発を始める前に、どのアプリケーション フレームワークを使用するかを決める必要があります。

GUI アプリケーション フレームワーク

RAD Studio には、グラフィカル ユーザー インターフェイス(GUI)アプリケーションを構築するための 2 つの異なるアプリケーション フレームワークが用意されています(VCLFireMonkey)。詳細については、「GUI アプリケーション フレームワーク」を参照してください。

多層アプリケーション フレームワーク

RAD Studio では、多層アプリケーションを作成するための以下のアプリケーション フレームワークを提供しています。

フレームワーク 説明

エンタープライズ モビリティ サービス(EMS)

モバイル エンタープライズ アプリケーション プラットフォーム(MEAP)では、クラウドや社内でホストとなり、カスタム REST API やエンタープライズ データベース データを公開することができます。

DataSnap

クライアント アプリケーションが、共通のネットワーク上で動作するサーバー アプリケーションのデータにアクセスしたり、サブルーチンを実行できるようにするためのフレームワークです。

インターネット アプリケーション フレームワーク

RAD Studio では、インターネット アプリケーションを作成するための以下のアプリケーション フレームワークを提供しています。

フレームワーク 説明

WebBroker

要求 URI に応答して HTML ドキュメントや XML ドキュメントなどのコンテンツを生成することができる、Web サーバーを作成するコンポーネント群です。

IntraWeb

Web アプリケーションをビジュアルに作成します。

ライブラリ

任意のアプリケーションで以下のライブラリを使用することができます。

  • 複数のデータベース管理システム(DBMS)や他のデータソースにアクセスするためのライブラリ
  • インターネット機能およびサービスのためのライブラリ:
  • LiveBindings - オブジェクトを他のオブジェクトやデータセット フィールドにバインドするための、式ベースのデータ バインディング ライブラリです。
  • RTL は、さまざまな低レベル機能(ストリーム、ファイル、日付、数値演算、正規表現、汎用プログラミング)や高レベル機能(ネットワーク処理、マルチスレッド処理など)を提供する汎用ライブラリです。

プラットフォームのネイティブ API

RAD Studio では、アプリケーションが動作しているプラットフォームのネイティブ API にアクセスするためのユニット(Delphi)およびヘッダー ファイル(C++)を提供しています。これらは以下の場所にあります。

  • Delphi の場合: C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\20.0\source
  • C++ の場合: C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\20.0\include
メモ: コードの移植性および保守性を向上するには、特定のプラットフォームのネイティブ API を使用するのではなく、RTL または GUI フレームワークを使用してください。

Tools API

RAD Studio では、Tools API という独自の API を提供しています。これを使用して IDE を拡張し、新しい機能を追加することができます。

関連項目