_atold, _wtold

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ヘッダーファイル

math.h

カテゴリ

変換ルーチン，演算ルーチン

プロトタイプ

long double _atold(const char *s);

long double _wtold(const wchar_t *s);

説明

文字列を long double に変換します。

_wtold はワイド文字バージョンです。これは，ワイド文字列を long double に変換します。

_atof は，_atold の浮動小数点バージョンです。

_atold は，s が指す文字列を long double に変換します。この関数は，次の項目を認識します。

タブとスペースからなるオプションの文字列

オプションの符号

数字とオプションの小数点からなる文字列

オプションの e または E に続くオプションの符号付き整数

認識できない最初の文字で変換が終了します。オーバーフローに備える機能はありません。

strtod および _strtold 関数は，atof および _atold と似た機能を持ち，エラーの検出の点では優れているため，アプリケーションによってはこちらの使用をお勧めします。

戻り値

入力文字列の変換後の値を返します。

オーバーフローが発生する場合，_atold は，正または負の HUGE_VAL（または _LHUGE_VAL）を返し，errno を ERANGE（結果が範囲外）に設定します。_matherr（または _matherrl）は呼び出されません。

コード例

#include <stdlib.h>
#include <math.h>
long double add_inputs(wchar_t* left, wchar_t* right)
{
  /* Transform the input strings into floats */
  long double d_left = _wtold(left);
  long double d_right = _wtold(right);

  /* Add the transformed floats */
  return d_left + d_right;
}

移植性

	POSIX	Win32	ANSI C	ANSI C++
_atold		+
_wtold		+