IDE 内の Git インテグレーション

提供: RAD Studio
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IDE 内のバージョン管理システム への移動

バージョン インサイト機能により、Git バージョン管理システムが IDE 内に統合されています。

Git の詳細については、http://www.git-scm.com/ を参照してください。

IDE での Git の機能

Git で管理されている任意のファイルに対して、以下が可能です。

  • 履歴マネージャには、ローカル ファイルの履歴情報と Git の履歴情報の両方が表示されます。たとえば、Git のコメントおよび履歴は履歴マネージャの[情報]タブで参照できます。
  • 外部の Git システムで作成され管理されているファイルであれば、たとえそれが IDE で作成またはバックアップされたものでなくても、そのファイルのバージョン間で比較する、つまり、差分を取ることができます。
  • 以下のようなよくある Git コマンドを実行できます。
    • [クローン](リモートの Git リポジトリからファイルを取得する)、[プル](リモートの Git リポジトリのローカル コピーを更新する)
    • [コミット](ローカルの変更内容をローカル リポジトリに送信する)
    • [プッシュ](ローカルの変更内容をリモート リポジトリにプッシュする)
    • [ログの表示](履歴マネージャ[情報]タブをクリックする)
    • [差分](ファイルの 2 つのバージョンを比較する)
    • [注釈を付ける](最新のリビジョン番号のものを表示。履歴マネージャAnnotate2.png ツールバー ボタンをクリックする)

RAD Studio における Git コマンド

Git を熟知している場合は、よくある Git タスクを RAD Studio IDE で実行する方法を説明しているこの便利な表をご覧ください。

RAD Studio での Git の有効化

Git サポートはデフォルトでは有効になっていません。IDE で Git を有効にするには、次の手順に従います。

  1. お使いのシステムに Git をダウンロードしてインストールします。
  2. IDE え、[ツール|オプション...|バージョン管理|Git]を選択します。
  3. システムにインストールされている Git 実行可能ファイル(git.exe)のパスを挿入します。たとえば、Windows システムでは、Git 実行可能ファイルのパスは次のとおりです。
    C:\Program Files\Git\cmd\git.exe
  4. 必要に応じて、他のパラメータを変更します。
  5. [OK]をクリックして、ウィザードを終了します。

Git 機能を実装するにあたって、IDE ではプロジェクトに何も追加しません。IDE では、(バージョン管理下で)ローカル リポジトリに 格納されている Git 情報を使用するだけです。

Git のセットアップ

システムに Git を用意できたら、ユーザー名電子メール アドレスを設定する必要があります。Git では、Git コミットのたびにユーザー名と電子メール アドレスを使用します。

ユーザー名と電子メール アドレスをセットアップするには:

  1. [ツール|オプション...|バージョン管理|Git] を選択します。
  2. 対応するフィールドにユーザー名と電子メール アドレスを入力します。
  3. [OK]ボタンをクリックします。

関連トピック

対応コマンド

リポジトリ関連の動作

ログと履歴関連の動作

差分ビュー関連の動作

変更の取り消し

各ダイアログ ボックスとペイン

トラブルシューティング

関連項目