SQL 更新エディタの利用

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BDE を使用した更新情報のキャッシュ:インデックス への移動

メモ: ボーランド データベース エンジン(BDE)は推奨されなくなったので、今後は機能強化されません。たとえば、BDE では Unicode はサポートされません。BDE を使用して新規に開発を始めないでください。既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。

更新コンポーネントの SQL 文を作成するには:

  1. オブジェクトインスペクタで、データセットの UpdateObject プロパティのドロップダウンリストから、更新オブジェクトの名前を選択します。この手順は、次の手順で呼び出す SQL 更新エディタが、SQL 生成オプションに使用する適切なデフォルト値を決められるようにします。
  2. 更新オブジェクトを右クリックし、コンテキストメニューから[UpdateSQL の設定]を選択します。この操作で、SQL 更新エディタが表示されます。このエディタによって、更新オブジェクトの ModifySQLInsertSQLDeleteSQL の各プロパティの SQL 文が、基になるデータセットと入力する値に基づいて作成されます。

SQL 更新エディタは 2 つのページで構成されています。[オプション]ページは、このエディタを最初に呼び出したときに表示されるページです。[テーブル名]コンボボックスは、更新するテーブルを選択するために使用します。テーブル名を指定すると、[キー項目]リストボックスと[更新する項目]リストボックスに、使用可能な列のリストが表示されます。

[更新する項目]リストボックスは、どの列が更新対象であるかを示します。最初にテーブルを指定したときは、[更新する項目]リストボックスのすべての列が選択されて含まれています。目的の項目を複数選択できます。

[キー項目]リストボックスは、更新中にキーとして使用する列を指定するのに使用します。Paradox、dBASE、FoxPro の場合、ここに指定する列は既存のインデックスに対応する必要がありますが、リモート SQL データベースの場合はその必要はありません。[キー項目]で設定を実行するかわりに[主インデックスを選択]ボタンをクリックすると、一次インデックスに基づいて更新用のキー項目を選択できます。[データセットのデフォルト]を選択すると、選択リスト内のすべての項目がキーとして選択され、すべてが更新用に選択されている元の状態に戻ります。

項目名を引用符で囲む必要のあるサーバーの場合、[項目名を " で括る]チェックボックスにチェックマークを付けます。

テーブルを指定し、キーとなる列および更新する列を選択した後で、[SQL 文を生成]をクリックすると、更新コンポーネントの ModifySQLInsertSQL、および DeleteSQL プロパティに関連付ける SQL 文を準備できます。ほとんどの場合、自動的に生成された SQL 文の微調整が必要になります。

生成した SQL 文を表示して変更するには、必要に応じて[SQL]ページを選択します。SQL 文を生成してこのページを選択した場合、ModifySQL プロパティの文が[SQL 文]メモボックスにすでに表示されています。このボックス内の文を自由に編集できます。

警告:  生成した SQL 文は更新文の作成用の土台であることに注意してください。正しく実行させるには変更する必要があるかもしれません。たとえば、NULL 値を含むデータを扱う場合、生成された項目変数を使用しないで、WHERE 節を

WHERE field IS NULL

のように変える必要があります。それぞれの文を受け入れる前に直接自分でテストしてください。

[SQL 文の種類]ラジオボタンは、生成した SQL 文の種類を切り替えて各文を編集するために使用します。

SQL 文を TUpdateSQL コンポーネントの SQL プロパティと関連付けるには、[OK]をクリックします。

関連項目