textattr

conio.h：インデックス への移動

ヘッダーファイル

conio.h

カテゴリ

コンソール入出力ルーチン

プロトタイプ

void textattr(int newattr);

説明

テキスト属性を設定します。

メモ： Win32 GUI アプリケーションでは，この関数を使用しないでください。

textattr を使用すると，1 回の呼び出しで前景色と背景色の両方を設定できます。通常，これら属性は textcolor と textbackground を使って設定されます。

この関数は，現在画面上にある文字には影響しません。この関数を呼び出した後で，テキストモードのダイレクトビデオ出力を実行する関数（cprintf など）によって表示される文字にのみ影響します。

色情報は，newattr パラメータで次のようにエンコードされます。

この 8 ビットの newattr パラメータの構成は次のとおりです。

• ビット 0 ～ 3 には 4 ビットの前景色（0 ～ 15）が含まれます。
• ビット 4 ～ 6 には 3 ビットの背景色（0 ～ 7）が含まれます。
• ビット 7 は，ブリンク有効化ビットです。

ブリンク有効化ビットをオンにすると，文字が点滅します。オンにするには，定数 BLINK を属性に追加します。

• textattr のテキスト属性を作成するときに conio.h で定義されているシンボル色定数を使用する場合は，背景色として選択する色に関して次の制限があります。
• 背景色として選択できるのは，最初の 8 色のいずれかです。
• 選択した背景色を 4 ビット左にシフトして，正しいビット位置に移動する必要があります。

次の表に，これらのシンボル定数を示します。

戻り値

なし。

例

#include <conio.h>
int main(void)
{
   int i;
   clrscr();
   for (i=0; i<9; i++)
   {
       textattr(i + ((i+1) << 4));
       cprintf("This is a test\r\n");
   }
   return 0;
}

移植性

POSIX	Win32	ANSI C	ANSI C++
	+