アクションリストの設定
アプリケーション ユーザー インターフェイスの開発：インデックス への移動
- メモ： このトピックでは、VCL アクション リストを管理する方法を説明します。FireMonkey アプリケーション内のアクションリストの使用方法については、「FireMonkey アプリケーションでのアクションの使用」を参照してください。
アクション リストの設定は、基本手順を一度理解すると、容易にできるようになります：
- アクション リストを作成
- アクション リストにアクションを追加
- アクションにプロパティを設定
- アクションにクライアントをアタッチ
以下は、より詳しい手順です：
- TActionList オブジェクトを、フォームまたはデータ モジュールにドロップします。 （ActionList は、ツール パレット の［標準］カテゴリにあります）。
- TActionList オブジェクトをダブルクリックして、アクション リスト エディタを表示します。
- エディタに一覧された定義済みアクションの 1 つを使用するか： （右クリックして ［標準アクションの新規追加］を選択）...
- ［標準アクション クラス］ダイアログ ボックスには、定義済みアクションがカテゴリ別（データセット、編集、ヘルプ、ウィンドウ、など）に表示されています。 アクション リストに追加したい標準アクションをすべて選択し、［OK］をクリックします。
- ...または、独自のアクションを新規作成します：（右クリックして、［アクションの新規追加］を選択）。
- 各アクションのプロパティを、オブジェクト インスペクタ で設定します。 （ここで設定したプロパティは、アクションのすべてのクライアントに影響します。）
- Name プロパティはアクションを識別し、他のプロパティおよびイベント（Caption、Checked、Enabled、HelpContext、Hint、ImageIndex、ShortCut、Visible、and Execute）は、クライアント コントロール側のプロパティおよびイベントに、それぞれ対応します。 アクションのプロパティは大抵、対応するクライアントのプロパティと同じ名前ですが、必須ではありません。
- たとえば、アクションの Enabled プロパティは、TToolButton の Enabled プロパティに対応します。 しかし、アクションの Checked プロパティの場合、TToolButton の Down プロパティに対応します。
- 定義済みのアクションを使用する場合、アクションには、自動的に発生する標準レスポンスが含まれています。 独自のアクションを作成する場合には、アクションが発生した際にどのように応答するのかを定義する、イベント ハンドラを記述する必要があります。 詳細については、「アクションの起動時に何が発生するか」を参照してください。
- アクション リスト内のアクションを、そのアクションを必要とするクライアントにアタッチします。
- フォームまたはデータ モジュール上のコントロール（ボタンやメニュー項目）をクリックします。 オブジェクト インスペクタで確認すると、Action プロパティにアクションのリストが表示されています。
- 目的のアクションを選択します。
TEditDelete や TDataSetPost などの標準アクションであれば、予想通りのアクションが実行されます。 必要に応じて、標準アクションの動作の詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 独自のアクションを記述する場合、アクションの起動時に何が発生するかを、よく理解しておく必要があります。 詳細については、「アクションの起動時に何が発生するか」を参照してください。