応答のコンテンツの設定

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HTTP 応答メッセージの作成 への移動


要求によっては、要求メッセージに対する応答がすべて、応答のヘッダー プロパティに含まれる場合があります。しかし、ほとんどの場合は、アクション項目が何らかのコンテンツを応答メッセージに割り当てます。このコンテンツは、ファイルに格納された静的な情報の場合もあれば、アクション項目やそのコンテンツ プロデューサが動的に生成した情報の場合もあります。

応答メッセージのコンテンツは、Content プロパティまたは ContentStream プロパティを使って設定することができます。

Content プロパティは文字列です。Delphi の文字列はテキスト値に限られないため、Content プロパティの値は、HTML コマンド文字列、ビットストリームなどのグラフィック コンテンツ、その他の MIME コンテンツ タイプのどれでもかまいません。

応答メッセージのコンテンツをストリームから読み出せる場合は、ContentStream プロパティを使用します。たとえば、応答メッセージでファイルの内容を送信しなければならない場合は、ContentStream プロパティに System.Classes.TFileStream オブジェクトを設定します。Content プロパティと同様に、ContentStream にも HTML コマンド文字列やその他の MIME コンテンツ タイプを設定できます。ContentStream プロパティを使用する場合には、自分でストリームを解放しないでください。Web 応答オブジェクトによって自動的に解放されます。

メモ: ContentStream プロパティの値が nil でない場合、Content プロパティは無視されます。

関連項目