カスタマイズ可能なツールバーとメニューの作成
アクション マネージャを使用した VCL アクションの処理 への移動
アクション バンドとアクション マネージャを使用して、カスタマイズ可能なメニューやツールバーを作成することができます。実行時には、アプリケーションのユーザーが、アクション マネージャ エディタと似たカスタマイズ ダイアログを使って、アプリケーション ユーザー インターフェイスのメニューやツールバー(アクション バンド)をカスタマイズすることができます。
アプリケーションのユーザー側でアプリケーションのアクション バンドをカスタマイズできるようにするには:
- ActionManager コンポーネントをフォームにドロップします。
- お使いのアクション バンド コンポーネント(Vcl.ActnMenus.TCustomActionMainMenuBar、Vcl.ActnCtrls.TActionToolBar)をドロップします。
- アクション マネージャをダブルクリックして、アクション マネージャ エディタを表示します。
- アプリケーションで使用するアクションを追加します。標準アクション リストの一番下にある[カスタマイズ]アクションも追加します。
- [Additional]カテゴリから TCustomizeDlg コンポーネントをフォームにドロップし、その ActionManager プロパティを使ってアクション マネージャと関連付けます。ユーザーが行ったカスタマイズ内容の出力先となるファイル名を指定します。
- これらのアクションをアクション バンド コンポーネントにドラッグ アンド ドロップします。なお、[カスタマイズ]アクションを必ずツールバーかメニューに追加してください。
- アプリケーションを完成させます。
アプリケーションをコンパイルして実行すると、ユーザーは[カスタマイズ]コマンドにアクセスできます。このコマンドを選択すると、アクション マネージャ エディタと似たカスタマイズ ダイアログ ボックスが表示されます。ユーザーは、アプリケーション開発時にアクション マネージャで追加されたのと同じアクションを使って、メニュー項目をドラッグ アンド ドロップしたり、ツールバーを作成することができます。