レコードの非同期での取得

提供: RAD Studio
移動先: 案内検索

ADO データセットのデータ ストアへの接続 への移動


他のデータセットとは異なり、ADO データセットはデータを非同期で取得することができます。そのため、データ ストアのデータをデータセットに設定する処理の間も、アプリケーションでは引き続き別のタスクを実行できます。

データセットがデータを取得する場合に、それを非同期に行うかどうかを制御するには、ExecuteOptions プロパティを使用します。ExecuteOptions は、Open が呼び出されたり ActiveTrue に設定された場合に、どのようにデータセットを取得するかを制御します。レコードを返さないクエリやストアド プロシージャをデータセットが表している場合には、ExecuteOptions は、ExecSQL または ExecProc を呼び出したときにクエリまたはストアド プロシージャがどう実行されるかを制御します。

ExecuteOptions は、次の値を 0 個以上含むセットです。

ADO データセットの実行オプション: 

実行オプション 意味

eoAsyncExecute

コマンドまたはデータ取得操作は非同期的に実行されます。

eoAsyncFetch

データセットは、まず CacheSize プロパティで指定された数のレコードを同期的に取得し、その後、残りの行を非同期的に取得します。

eoAsyncFetchNonBlocking

現在の実行スレッドは、非同期のデータ取得やコマンド実行によってブロックされません。

eoExecuteNoRecords

データを返さないコマンドまたはストアド プロシージャです。行が取得された場合でも、その行は破棄され、返されません。


関連項目